インフィニティ (INFINITI) は、日産自動車が日本国外で展開している高級車ブランドである。
1989年にアメリカ合衆国で展開を開始し、現在までにカナダ・韓国・中華民国・中東の一部・ロシア・ウクライナ・中華人民共和国・ヨーロッパの一部に展開されている。
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1989年11月8日にアメリカ市場向けの高級ブランドとして設立された[1]。設立当初は流通システムの不備などからトヨタ自動車のレクサスや、本田技研工業のアキュラほどの人気は得られず、1990年代後半までの販売は低迷した。
ルノーの傘下に入った後のカルロス・ゴーン体制下においては、高価格・高付加価値型車両中心のブランドとしての販売網整備と車両のデザインの改良等が行われた。その後、インフィニティ・G35(日本名:スカイライン)のヒット[2]などもあり、現在ではアメリカにおける主要な高級車ブランドの1つとなっている。
カナダを含む北米への展開に続き、1996年に中東、翌1997年に中華民国、2004年に韓国、2005年にロシア、2006年に中華人民共和国およびウクライナに展開を開始し、2008年からはヨーロッパ市場への展開も開始しており、2009年現在計35カ国で展開されている[1]。
なお、日本国内への展開に関しては、2005年に開始された日産バリューアップにおいて2007年までの展開を発表していたが、のちに撤回され[3]、日本導入は未定となっている。また日本国内では1989年に「日産・インフィニティQ45」としてインフィニティ・Q45が発売され、それ以降もインフィニティのモデル各車を日産ブランドで販売している。
高級車ブランドとしてはスポーティさを強調しており、2004年のI35の販売終了以降は、全ての車種の駆動方式がFRもしくはFRベースの4WDとなっている。
デザイン上ではオーセンティックな面を強調し、ラグジュアリーでスポーティ、かつクラシカルな要素も持ち合わせたスタイリングが特徴とされる。具体的には、ティアナなど一部日産ブランドにも見られるダブルアーチフロントグリルやダブルウェーブインテリアなどが共通して採用されている。
「infiniti」は、無限を意味する。綴りは「infinity」ではなく、「infiniti」である。この名称は1987年7月に決定された[1]。
ロゴマークは無限の彼方へと向かう開けた道と富士山を表している[4]。
| 車種 | 初登場年 | 現行型 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 発表 | マイナーチェンジ | ||||
| セダン | |||||
| M35/M45 | M | 1990年 | 2005年4月(3代目) | 2007年8月 | 日本名: フーガ |
| G35/G37 | G | 1991年 | 2006年10月(4代目) | - | 日本名: スカイライン |
| SUV/クロスオーバーSUV | |||||
| QX56 | QX | 1996年 | 2004年1月(2代目) | 2007年 | 日本未発売モデル |
| FX50/FX35 | FX | 2003年 | 2008年6月(2代目) | - | 日本未発売モデル |
| EX35/EX37 | EX | 2007年 | 2007年8月 | - | 日本名: スカイラインクロスオーバー |
| クーペ | |||||
| G37クーペ G37コンバーチブル |
Gクーペ/コンバーチブル | 2002年 | 2007年8月(2代目) | - | 日本名: スカイラインクーペ コンバーチブルモデルは日本未発売 |
車種名の末尾に2桁の数字を付け、Q45→4500cc、QX56→5600ccの様におおよそのエンジン排気量を表す。規則性や意味が特にあるわけではないが、セダン系の場合、Qを頂点にM→J→I→Gとアルファベットの順序が早いほうが下級で、遅い方が上級のようである。同じくSUV系でもQXを頂点にFX→EXという順序でグレードわけされているようである。 ちなみに、Qシリーズに限っては、英語のCue=きっかけという意味があると言われている。
インフィニティというブランドが発足する前に、インフィニティ・Q45の前身となるコンセプトカー「Que-X」が1985年秋の東京モーターショーで公開された。初代レパードに似たデザインが好評を呼んだ(詳細は不明)。しかしながら、コンセプトカー「Que-X」の特徴であったグリルレスのフロントマスクを初代「Q45」に取り入れたところ、高級車として斬新なデザインではあったものの、保守的な層の多いマーケットの中では不評となり、マイナーチェンジではオーソドックスな縦格子デザインのグリルが装着されることとなった。なお同社は日産ブランドの車種として日本市場にも導入された。
2001年1月、北米国際自動車ショーにSUVコンセプト「FX」を出展。後に市販化されるクロスオーバーSUV FXの原型コンセプトカーであるが、全体的に平面的で無骨なデザインであった。
2002年1月、北米国際自動車ショーにSUVコンセプト「FX」のセカンドバージョンを出展。後に市販化されるクロスオーバーSUV FXの原型コンセプトカーであるが、こちらは2003年に市販化されるモデルにもっとも近いデザインであり、前作にくらべよりスポーティーかつラグジュアリーになり、造形も抑揚のあるものとなった。
2006年1月、北米国際自動車ショーに「クーペコンセプト」を出展。2007年秋に市販された新型Gクーペのコンセプトカーである。基本的な造形は量販車に反映されたデザインであるが、フロントマスクやバンパー、ホイールなどのディテールが違うほか、ルーフ全面がガラスルーフになっていた。全体的な仕上がりはまさしくコンセプトカーであった。インテリアもコンセプトカー的な仕上がりで、細かいディテールは量販車とは違うものであった。
2007年4月、ニューヨークモーターショーに「EXコンセプト」を出展。2007年冬に市販された新型クロスオーバーSUV「EX」のコンセプトカーである。「クーペコンセプト」に比べて、量販車をベースにデコレーションしたような仕上がりであった。そのため、量販車と比べて違和感が少ない。
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