| キジ | ||||||||||||||||||||||||
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キジ(雄)
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Phasianus versicolor Vieillot, 1825 |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| キジ | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Green Pheasant Japanese Pheasant |
キジ(雉子、雉、学名:Phasianus versicolor)とは、キジ目キジ科の鳥。日本の国鳥。また国内の多くの自治体で「市町村の鳥」に指定されている。鳥類分類学者の中には、キジをP. colchicus(英名:Common Pheasant)の亜種(P. colchicus versicolor)とする者もいる。
キジやコウライキジは、世界中で主要な狩猟鳥となっている。なお、国鳥が狩猟対象となっているのは、日本だけという。国鳥に選ばれた理由の一つに「狩猟対象として最適であり、肉が美味」というものが含まれる[1]。
目次 |
日本では北海道と対馬を除く本州、四国、九州に留鳥として生息している。日本には、東北地方に生息するキタキジ、本州・四国の大部分に生息するトウカイキジ、紀伊半島などに局地的に生息するシマキジ、九州に生息するキュウシュウキジの4亜種が自然分布していた。ユーラシア大陸が原産地であるコウライキジ(Phasianus colchicus karpowi Buturlin)が、もともとキジが生息していなかった北海道に狩猟目的で放鳥され、野生化している。
大きさは雌雄で差があり、オスのキジが全長80センチ前後(メスでは60センチ前後)、体重はオスで0.8 - 1.1キログラム(メスで0.6 - 0.9キログラム)。コウライキジではもう少し大きくなる。雄は翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をしており、頭部の羽毛は青緑色で、目の周りに赤い肉腫がある。背に褐色の斑がある濃い茶色の部分があり、翼と尾羽は茶褐色。雌は全体的に茶褐色で、ヤマドリの雌に似ているが、ヤマドリの雌より白っぽい色をしており、尾羽は長い。コウライキジの雄は首に白い模様があり、冠羽と体色が全体的に茶褐色である。その他亜種間による細部の差異があるが、もともと雌や雛ではコウライキジも含め識別が困難であったこともあり、後述の通り現在では亜種間の交雑が進み、現在は雄も含めて識別が困難な状況になっている。右写真の雄はコウライキジのように体色が茶褐色であるが、コウライキジに特徴的な首輪模様がなく、頭部と冠羽がキジ同様青緑色であるため、キジとコウライキジの交雑個体と目される。またその逆に、全体はキジのように青緑色であるが、首輪模様のある個体も観察される。
繁殖期のオスは赤い肉腫が肥大し、なわばり争いのために赤いものに対して攻撃的になる。
飛ぶのは苦手だが、走るのは速い。スピードガン測定では時速32キロメートルを記録した[2]。
日本のキジは毎年、愛鳥週間や狩猟期間前などの時期に大量に放鳥される。2004年(平成16年)度には全国で約10万羽が放鳥され、約半数が鳥獣保護区・休猟区へ、残る半数が可猟区域に放たれている。放鳥キジには足環が付いており、狩猟で捕獲された場合は報告する仕組みになっているが、捕獲報告は各都道府県ともに数羽程度で、一般的に養殖キジのほとんどが動物やワシ類などに捕食されていると考えられている。これはアメリカ合衆国などでも同様であり、その原因として放鳥場所に適切な草木などキジの生息環境が整えられていない点が挙げられている。しかしながら少数ではあっても生き残る養殖キジはいるため、日本の元の亜種間で交雑が進み、亜種消滅を懸念する声もある。
| シブリー・アールキスト鳥類分類 |
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キジ小目 Phasianida
キジ上科 Phasianoidea
キジ亜科 Phasianinae
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軽度懸念
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1(2001))
『桃太郎』『長柄の人柱』など日本の民話によく登場し、日本の野鳥として比較的知名度が高い。日本銀行券D壱万円券の一万円紙幣D号券裏面にキジが描かれていた。加えてその一方で、韓国では竹島の領有権問題をめぐって、日本の国鳥であるキジを殺すパフォーマンスが行われた(ただし、殺されたのはコウライキジであった)。[3][4]。防衛省情報本部のエンブレムはキジを意匠としている。国鳥であり、桃太郎の話の中では情報収集に活躍したからだという。さらに岩手県と岡山県はキジを県鳥にしている。
「ケーン」と鳴く。「けんもほろろ」という言葉は、この鳴き声に由来している。また、「頭隠して尻隠さず」ということわざは、草むらに隠れたつもりになったキジの様子に由来している。きしめんの語源には諸説あるものの、キジ肉を平打ちの麺の具にして藩主に献上したから、という説がある。「キジを撃つ」は、男性が山中で大便や小便をする意味の隠語として登山者の間で使われている。物陰に隠れて用を足す姿勢がキジ猟を思わせることに由来するという。ちなみに女性は「お花摘み」と表現される。これも女性の用足しのしゃがむ姿が草花の中で花を摘んでいる姿に見えるためである。余計な一言で災いを招く事を示す「キジも鳴かずば射たれまい」のことわざは前述の「長柄の人柱」にある短歌「ものいわじ 父は長柄の人柱 鳴かずば雉も 射たれざらまし」に因む。なお、「雉丼」という料理に使われているのは鶏肉である。
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