ゴルファー保険(ゴルファーほけん)とは、損害保険の一種。ゴルフのプレーに伴って発生しうる事故に対する保障を内容としている。俗にホールインワン保険とも呼ばれている。一般的には「掛け捨て」方式で、保障期間が短い。1日だけのものもある。
目次 |
ゴルフをプレー中に
日本では1982年に共栄火災が販売した。日本ではホールインワンやアルバトロスを達成した場合、「喜びや幸運を皆と分かち合う」という名目で祝賀会や記念コンペ大会を行う慣習が定着しており、下記に示すような多額の支出が発生する。
その費用は規模により異なるが、通説では少なくとも30万円くらいであり、中には軽く100万円を超える場合もあるといわれている。一般のサラリーマンがゴルフを趣味としていることを考えると容易に負担できる金額ではなく、無保険でこのような事態に陥ると、滅多に起こらないことを成し遂げた喜びよりも、金銭面のダメージによる苦しみの方が格段に大きくなる。ゴルファー保険にはこれらの事態に対処するための保障が組み込まれている場合がある。
ホールインワンやアルバトロスは、何も歴戦のプロ選手にしか起こりえないものではなく、ショートホールの1打目でグリーンに乗せられる者、またはロングホールの2打目でグリーンに乗せることができる者なら、どのコースを回っても「常に起こりうる」事象である。その可能性はプレーに伴う負傷などと比べて小さいかもしれないが、他の事故は意図的に回避できるものに対して、ホールインワンやアルバトロスは常識的なプレーをする限り回避できないものであり、かつ、回避すべきものでもない。
したがって、起きる確率が低いにもかかわらずその支出の規模の大きさが注目されている。ゴルファー保険全体を指してホールインワン保険(またはホールインワン・アルバトロス保険)と俗に呼ぶのは、このような背景があるからである。
ホールインワンは、多くとも4名のプレーヤーと通常は一人のキャディーの現認で成立する。このため保険会社では相互に情報の共有を行い、推定される確率を大いに上回る頻度でホールインワンを現認したプレーヤー、キャディーおよびゴルフ場を抽出し内々にマークを行うことがある。2005年に保険金不払い事件が発覚してから、各保険会社は特約を見直し、ホールインワン保険を廃止する動きとなっている。
その一方、ゴルファー保険単独で販売するだけではなく、普通傷害保険の特約として「ゴルファー特約」をつけられる傷害保険を販売する保険会社もある。
最後に記述しておくが、もちろん祝賀会や記念行事などは強制事項ではない。このような事を強制的にやらせれば強要罪に当たる。
This text is available under the terms of the GNU Free Documentation License. Last update: 2012年2月14日 6:31:31:JST