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スコットランド語 | 百科事典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この項目では、スコットランドで話されているゲルマン語系の言語 (Scots)について記述しています。スコットランドで話されている
ゲール語については「
スコットランド・ゲール語」を、英語のスコットランド方言については「
スコットランド英語」をご覧ください。
スコットランド語(スコットランドご、Scots)は、インド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属する言語で、スコットランドおよびアイルランドのアルスター地方で話されている言語の一つである。スコットランド・ゲール語と区別するためにスコットランド低地語 (Lowland Scots) と呼ばれる場合もある。アルスター地方で話されるスコットランド語はアルスター・スコットランド語 (Ulster Scots) と呼ばれる。
中英語から分離した言語で、英語とはごく近い関係にあり、スコットランド英語の中に含める場合もある。
以下、古英語を OE と示す。
音韻と音声
- 古英語の音韻や音声を残す
例:aft (often; cf.oft)
licht [lɪçt] (= light; 古英語、ゲルマン系言語と全く共通), nicht (= night), thocht [θoxt] (= thought cf.OE þōcht, G (Ge)dächt(nis))
- twa (= two), ance (= once), yin (= one)
- aboot (= about; ゲルマン祖語 /uː/ の発音を一部そのまま残すため、同じ現象を持つゲルマン系言語と共通している), boo (= bow), roon' (= round)
- kirk (= church; k > ċ > [ʧ] という変化を遂げていない; カークパトリック Kirkpartick といった地名や姓は知られている), birks (= birches)
- wynd [waɪnd] (= wind の詩語の発音(古語)を残す), ye (= you; 古語)
- 古英語やその後のイングランドからの波動的影響以外に、独自の変化を遂げた音や語彙を持つ
- スコットランド・ゲール語、ノルド系言語などからの借用語を持つ
- 例:
- loch (湖、入り江)
- syne [sain] (北欧語から; since に相当)
これら全ては、以下に示す独自の綴りにも影響を与えている。
語彙例
- "About" → "Aboot"
- "Music" → "Muisic"
- "Welcome" → "Walcome"
- "History" → "Historie"
- "Philosophy" → "Philosophie"
- "Religion" → "Releegion"
- burgh (= borough)
- "Good day"
- Auld Reekie (= old reeky) = エディンバラのこと
綴りと音韻対応
- 語の層を問わず、必ず -y# > -ie# と綴る
bonnie lassie, funnie, historie, philosophie
- auld [o:ld] = old (< OE ald, eald)
- 語尾の子音の脱落
- 子音の種類を問わず、飲み込んで発音しない
wi', wie [wi:] = with
- lan' = land (Lowlan', Scotlan', Lommon') のように、飲み込む
- a', aw = all
- {ae} = /ow/
sae = so, nae = no, tae = to
- {a} = /ǒ/
lang = long, saft = soft, sang = song
- (一部){a} [a:] = /ow, o:/
wha [hwa:] = who (OE hwā [hwa:]; 古英語をそのまま残す)
- [a:] [o:] = /e/
whar [hwar], whaur [hwo:r] = where [hwer] (OE hwæ:r)
方言
関連項目
外部リンク
- 語彙集
- 文学作品
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Last update: 2010年3月19日 12:50:48:JST