中継局(ちゅうけいきょく)とは、電波を中継する無線局あるいは敷地や建物まで含めた電波を中継する施設の総称である。
放送用中継局は、放送局において、地勢的な影響で親局だけでは目的とする地域をカバーできない時に、親局とは別の場所に設けられる補助的な放送局。 日本の放送システムにおいては、サテライト局(空中線電力0.1W以下の小規模な中継局はミニサテ局と呼ばれることが多い。英語では「トランスポーザ」と呼ぶ。)。 通常、親局とは別の周波数が使われるが、中波放送(山陽放送・山形放送・山梨放送・四国放送・西日本放送・南海放送・熊本放送・宮崎放送など)ではAM変調の特性上同一周波数の中継が容易で、コミュニティ放送局では親局と同一周波数の場合もある。また、地上デジタルテレビ放送ではOFDM変調波の特性上、同一周波数での中継が比較的容易であるため、単一周波数ネットワーク(SFN - Single Frequency Network)による中継網を採用することもできる。
中継の方法として、演奏所(スタジオ)・親局からの専用線(主にAM放送)や、無線電波(STL)で送信する方法、親局の電波を受信し、周波数を変換して送信する放送波中継(主にテレビ・FM)などがある。
また、AMラジオ放送やHBCテレビ・STVテレビ、テレビ静岡などの場合、独自のコールサインを持っている局(テレビ放送はアナログのみ)もあり、その局の独自編成を行っているところもある(現在、独自編成を行っているのはSTVとテレビ静岡のみで、HBCテレビは2003年頃に一部放送局で独自制作を取りやめて以降、テレビ放送での地域別差し替えは行われなくなった。)。
1990年代以降に開設された、いわゆる平成新局は資金面が乏しいことから、中継局が少なめであることが多い。
尚、アナログテレビ放送において宮城県・東京都・神奈川県・兵庫県ではSHFのテレビ中継局が、北海道・長野県・香川県・山口県・佐賀県・大分県・熊本県・宮崎県[1]・鹿児島県では、親局がUHFの放送局でVHFのテレビ中継局が、それぞれ設置されている。 AM放送については、沖縄県、鹿児島県、富山県でFMを利用した中継局が設置されている。
無線通信システムではリピータ(レピータ)局と呼ばれることが多い。見晴らしの良い山上や高層ビルの屋上、電波塔にリピータ局を設置する事で、通信範囲を飛躍的に広げる事ができる。アマチュア無線では430MHz帯のリピータ局が最も多く利用されている。リピータ局は受信した電波を同時に送信する必要があるが、FDD方式が一般的である。その場合の送受信周波数間隔は、システムにより様々で、総務省による周波数の割り当てやデュープレクサの実現難易度から総合的に決められる。430MHz帯アマチュア無線リピータ局の場合、周波数間隔は5MHzである。
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