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享年 | 百科事典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
享年(きょうねん)とは人が「天から享(う)けた年数」という意味であり、この世に存在した年数である。「行年(ぎょうねん)」ともいい「娑婆で修行した年数」、「行(時が進むの意味)[1]の年数」の意味。
- 例:70歳(数え年)・満68歳で死去した場合(下記、「用い方」を参照)
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- 「享年70」[2]、「享年70(満68歳)」(享年を数え年で数えた場合)のように用いる。
- 享年を満年齢で表し「享年68(歳)」[2]と表すことも一般的になりつつある。
用い方
- 本来は数え年の年齢で表すものであり満年齢を使用することは厳密には誤り[要出典]であったが、実生活の中で数え年を使う機会が減少した現代の日本において享年に満年齢を用いることが一般的になりつつある。
- また享年に年齢を数える単位である「歳」を付けることも本来は誤用であった[要出典]が、満年齢を用いることと同様に享年に「歳」を付ける表記も一般的になりつつあり『広辞苑』の凡例にも「-九十歳」と記載されている。「数え年でなければ誤り」「歳を付けるのは誤り」とは、言い切れなくなりつつある。
- ただし、曲亭馬琴の作品、竹豊故事(1756年刊)などでも、「歳」をつけており、近年の誤用であるとは言えない。国立国語研究所のFAQでは、使ってとがめられるほど大きな間違いとはいえないとしている。
- (仏教の)宗旨によっては、享年の数え方を数え年に限定している場合もある。
- 宗旨によっては、生存した年数の少ない(夭折した)幼少時になくなった者に対しては享年を用いない場合がある。これは夭折した者は天寿(「天から授かった寿命」の意味)を全うしておらず、「享年(天から享けるべき年数)」とあらわす事を避けるためである。
- 満年齢を用いた享年(行年)では、1歳に満たない場合は「享年(行年)○○ヶ月」とはせずに「享年(行年)当歳」や繰り上げて「享年1歳」と表記することもある。
- 元来仏教用語であるため、仏教徒以外の人物に対して用いるべきではないという意見もある。[要出典]
- ただし、中村 元ほか編著の岩波仏教辞典には、「享年」の同義語である「行年」について、「特に仏教語というわけではない」とある。
その他
比喩的に、ハードディスクなどの工業製品などに対しても用いることがある。
脚注
- ^ 『漢字源』学研、「行」の項を参照。
- ^ a b 享年に「歳」を付けることも現在の日本では、あきらかな誤用とは言い切れなくなりつつある。本ページの「また、享年に~」を参照。
- ^ 日本では明治6年(1873年)1月1日に、新暦(グレゴリオ暦)を導入する。明治5年12月2日(グレゴリオ暦:1872年12月31日)までは、旧暦(天保暦(天保15年1月1日(グレゴリオ暦:1844年2月18日)導入))を用いていた。
関連項目
- 寿命
- 馬齢
- 馬の年齢。競馬や馬術競技の世界では、馬の年齢について特殊な数え方をする。
- 自分の年齢をへりくだって表現することば。「馬齢を重ねました」と言うと「私はむだに歳をとってしまいました」という意味になる。
外部リンク
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Last update: 2010年3月22日 9:24:09:JST