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名古屋市 | 百科事典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

名古屋市
なごやし
日章旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県 
団体コード 23100-2
面積 326.45km²
※境界未定部分あり
総人口 2,249,156
推計人口、2008年11月1日)
人口密度 6,890人/km²
隣接自治体 瀬戸市春日井市東海市
大府市尾張旭市豊明市
日進市清須市北名古屋市
愛知郡東郷町長久手町豊山町
西春日井郡春日町
海部郡七宝町甚目寺町大治町蟹江町飛島村
市の木 クスノキ
市の花 ユリ
市の歌 「わが名古屋」
名古屋市役所
所在地 〒460-8501 愛知県
名古屋市中区三の丸三丁目1番1号
電話番号 052-961-1111
外部リンク 名古屋市

名古屋市位置図(愛知県)

:政令指定都市 / :市 / :町・村

名古屋市行政区画図

テンプレート(ノート・解説・ウィキプロジェクト)

名古屋市(なごやし)は、愛知県西部(尾張地方)の政令指定都市で、同県の県庁所在地である。

目次

概要

全国第4位の人口を有し、東京京都の間に位置することから、中京とも呼ばれ、三大都市圏の一つである中京圏(名古屋圏)の中枢都市となっている。また、政令指定都市に指定されている。

名駅が、広域集客可能な繁華街となっており、市の中心部となる栄一帯は地下街が発達している。それに伴い、地下鉄網も充実している。なお、地元住民は名古屋駅の事を名駅(めいえき)と呼び、これは行政地名(中村区・西区名駅一〜五丁目、中村区名駅南一〜五丁目)にもなっている。

市章は、名古屋市に君臨した大名御三家筆頭尾張徳川氏の合印に由来する丸八である。

地理

愛知県の南西部、濃尾平野に広がる。県内では、豊田市新城市岡崎市に次いで4番目に広い面積を有する市である。市全体を概観すると、市西南部の港区は海抜0mの臨海工業地帯で日本屈指の国際貿易港である名古屋港を有し、港区の西部は市最大の穀倉地帯が広がる。市の南部の南区は港区同様に工業地帯が広がるが、北部の駆上は隣接する瑞穂区新瑞橋駅の恩恵を受け商業が発達している。市の北部の北区、北西部の西区・南西部の中川区は住宅地が広がる。

市の北東部の守山区千種区、東部の名東区天白区、南東部の緑区は海抜50m - 100mの丘陵住宅街で、千種区の東山公園平和公園、守山区の小幡緑地、名東区の猪高緑地オアシスの森・牧野ヶ池緑地、緑区の大高緑地などの森林を残した大規模な緑地公園も点在する。

市の中核を担う中区東区中村区熱田区昭和区瑞穂区は海抜10mから15mの平野で、市役所・愛知県庁を有する中区の丸の内・錦・大須・金山、東区の東桜・泉・白壁、中村区の名駅、熱田区の神宮、昭和区・天白区の八事、千種区の今池星ヶ丘は名古屋市内でも特に商業が発達している地区で、集客力のある商業施設やオフィスビルが連なる。

自然環境では市内に1571の昆虫が生息し、これは県下の26%にあたる。市内東部ではリスタヌキ、イエコウモリ、コウベモグラ、ノウサギキツネの生息が確認されている。野鳥類では現在約240種が生息している。

名古屋市中心部

人口

名古屋市と全国の年齢別人口分布図(比較) 名古屋市の年齢・男女別人口分布図
紫色は名古屋市
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
1980年 2,087,902人
1985年 2,116,381人
1990年 2,154,793人
1995年 2,152,184人
2000年 2,171,557人
2005年 2,215,062人
総務省統計局 / 国勢調査2005年

行政

市政概要

  • 市長 : 松原武久(まつばら・たけひさ) 任期満了2009年4月27日
  • 議長 : 上園ふさえ(うえぞの・ふさえ)西区(民主) 2008年5月16日就任
  • 市会(市議会) : 定数75 任期満了2011年4月27日
  • 市職員数 2万9720人(2003年4月1日現在)
  • 予算規模(平成20年度) 9837億400万円(一般会計) 1兆1719億9926万円(特別会計) 3101億円(公営企業会計)

行政区

名古屋市は以下の16で構成されている。

歴代市長

氏名 就任年月日 退任年月日
初代 中村修 1889年12月17日 1890年9月11日
2 志水忠平 1890年11月6日 1894年2月12日
3 柳本直太郎 1894年2月28日 1897年6月26日
4 志水直 1897年7月19日 1901年12月2日
5 青山朗 1901年12月27日 1906年4月12日
6 加藤重三郎 1906年6月27日 1911年7月3日
7 阪本釤之助 1911年7月4日 1917年1月23日
8 佐藤孝三郎 1917年7月3日 1921年7月2日
9 大喜多寅之助 1921年7月2日 1922年2月2日
10 川崎卓吉 1922年4月1日 1924年6月11日
11 田阪千助 1924年9月25日 1927年8月1日
12 大岩勇夫 1927年8月1日 1938年12月5日
13 縣忍 1939年1月10日 1942年1月6日
14 佐藤正俊 1942年2月21日 1946年11月1日
15 塚本三 1947年2月21日 1952年8月25日
16 小林橘川 1952年9月28日 1961年3月16日
17 杉戸清 1961年4月28日 1973年4月27日
18 本山政雄 1973年4月28日 1985年4月27日
19 西尾武喜 1985年4月28日 1997年4月27日
20 松原武久 1997年4月28日 現職

名古屋市長選挙

2001年4月28日~2005年4月27日任期満了に伴う名古屋市長選挙

実施団体 名古屋市選挙管理委員会(2005年4月24日投開票)
有権者数171万0638人、有効投票数47万0370票、棄権者数124万0268人、最終投票率27.50%
候補者名 当落 政党 推薦党 得票
松原武久 当選 無所属現職 自民民主公明 32万0149
榑松左一 落選 無所属新人 共産 13万9576

行政機構

14の 及び16の区役所、その他行政委員会等により組織される。

  • 市長
    • 副市長(3名)
      • 市長室
      • 総務局
      • 財政局
      • 市民経済局
        • 中央卸売市場
        • 文化センター
      • 環境局
        • 環境事業所
      • 健康福祉局
        • 名古屋市立中央看護専門学校
      • 子ども青少年局
        • 保育園
      • 住宅都市局
      • 緑政土木局
        • 土木事務所
      • 消防局
        • 消防署
        • 消防学校
      • 上下水道局
        • 営業所
        • 水処理事務所
      • 交通局
        • 営業所
      • 病院局
        • 市立病院
      • 区役所(16区、5支所)
        • 保健所
    • 会計管理者
      • 会計室
    • 監査委員
      • 監査事務局
    • 人事委員会
      • 人事委員会事務局
    • 教育委員会
      • 教育委員会事務局
        • 小学校・中学校・高校
        • 図書館・美術館
        • 科学館・博物館
    • 農業委員会
      • 農業委員会事務局
    • 選挙管理委員会
      • 選挙管理委員会事務局
    • 固定資産評価審査委員会
      • 固定資産評価審査委員会事務室(財政局主税部所管)
  • (市会議長)
    • 市会事務局

歴史

古代から室町時代まで

戦国時代から江戸時代まで

名古屋城

明治維新から第二次大戦まで

第二次大戦後

経済

産業

  • 市内総生産 : 11兆9255億0800万円(2001年)

第一次産業

市内の大半が宅地、商工業地帯となっているため全般には振るわない。農地の大半は庄内川以西の中川区や港区に立地し、野菜と水稲を栽培し、大消費地に立地するという優位性を生かした、地産地消の推進に取り組んでいる。

  • かつて天白では天白リンゴ、と呼ばれるリンゴが存在しており、青森のリンゴよりも収穫が早かった。
  • 中川区大蟷螂町には西洋野菜の改良普及を行っていた野崎採取場があり、白菜、キャベツ、イチゴ、ニンジン等の品種改良が行われていた。
  • 下之一色では明治30年頃には西洋野菜の栽培が始まっており、アスパラガス、オクラなどが栽培されていた。
  • 水産では下之一色では昭和30年頃まで漁港だったが漁業権を返上してからも当時のなごりで魚市場が存在する。

第二次産業

豊田市四日市市などとともに、中京工業地帯の中核であり、製造品出荷額では県内では豊田市に次ぎ、全国5位にランクする。鉱業はかつて名東区の牧野ヶ池緑地付近には炭鉱があり、亜炭を産出していたが、現在は閉山している。

本社を置く主な製造業

主要な製造業の工場

第三次産業

名実ともに中京圏の商業の中心地であり、前述の通り栄、名駅、大須など市外、県外からの集客力のある商業地帯が存在する。近年、一部の大都市を除く多くの商店街がロードサイドショップの進出等によって空洞化に喘ぐ中、唯一賑わいのある市街地ともいえる。

主な商業施設

名古屋市にある百貨店の松坂屋Matsuzakaya)・三越Mitsukoshi)・丸栄Maruei)・名鉄百貨店Meitetsu)で、4Mデパートと呼ばれる。最近ではこれに高島屋Takashimaya)を入れて4M1Tと呼ぶ人もいる。

大須
名駅
市内の主な商業施設

姉妹都市・提携都市

名古屋市の姉妹友好提携都市は4国の4都市と結ばれており、様々な分野での交流が年間を通して両都市間で活発に行われている。また各都市からの記念品が名古屋市中区の名古屋市公館地下1階にある国際交流展示室や久屋大通公園で一般公開されている。姉妹都市は近年提携したトリノ市を含め、オリンピック開催都市と結ばれているのが特徴である。
また、1986年10月24日、名古屋市の野外教育施設が設置されている中津川市稲武町(現・豊田市)の3市町で、文化・教育・体育・経済・人物等の交流を通じ、友好親善と相互理解を深めることを目的とした、「ふれあい協定」を締結。協定に基づく交流事業として、現在も様々なイベントが催されている。


海外

姉妹都市名 提携年日
アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス市 1959年4月1日
メキシコの旗 メキシコ市 1978年2月16日
オーストラリアの旗 シドニー市 1980年9月16日
イタリアの旗 トリノ市 2005年5月27日
友好都市名 提携年日
中華人民共和国の旗 南京市 1978年12月21日

地域

  • 世帯数 : 96万8534世帯(2006年10月1日)
  • 男性人口 : 110万4080人(2006年10月1日)
  • 女性人口 : 111万9037人(2006年10月1日)
  • 外国人登録者数 : 5万7531人(2004年10月1日)

学校、研究機関

大学

多くの大学が名古屋市内にキャンパスを置く。郊外への移転が著しい時期もあったが、最近では都心回帰も見られる。

研究機関

交通

道路

名古屋市はトヨタを初めとする自動車の町、企業城下町として有名であるが、大量の交通は卓越した道路網が支えている。碁盤の目のように片側3~5車線の道路が走っており、余裕ある道路設計により名古屋高速道路を中心部に通すことも容易であった。100メートル道路と呼ばれる幅員100メートルの広い道路久屋大通若宮大通)は名古屋の自慢にもなっている。なお、一本の道路幅が100メートルなのではなく、上り車線と下り車線および車線間にある20メートルほどの中央分離帯を加えて100メートルと呼んでいる。途中の中央分離帯は公園のようになっており安全に休むことができるので、歩行者は100メートルを一気に渡り切る必要もプレッシャーもない。

日本一とも言われる広い道路網は、原点は広小路で見られるような江戸時代にあった「万治の大火」後の防火帯としての役割にあるが、後に来る車社会を見越し戦災復興都市計画に基づいて更に整備されたものである。この都市計画は大変大胆なもので、焦土化した市街地に幅員の広い道路を何本も東西南北に通し、市内各所にあった墓地をすべて1ヶ所に集約するというものであった。この計画は、当時の交通事情などを考えればあまりに突飛なもので批判の声も大きかった。戦後日本の急速な経済成長により、大胆な都市計画は見事に結実した。この計画の責任者は田淵寿郎技監で、その功績により1966年「名誉市民」の称号が贈られている。

市内の中心部には環状に名古屋高速が走り、東名阪自動車道が半環状に市域を取り巻く。市東郊外の名東区東名高速道路名古屋インターチェンジを持ち、南部の名古屋港エリアには近年伊勢湾岸自動車道が建設された。その他、郊外にも名神高速道路中央自動車道東海北陸自動車道知多半島道路などが接続しており、一般道を含め道路インフラの整備が大変進んだ地域とも言える。

有料高速道路以外にも名四国道西知多産業道路名岐バイパスのような複数の高規格バイパスが存在する。

ナンバープレート

名古屋市(中川区)の中部運輸局愛知運輸支局から交付されるナンバープレートには、「名古屋」の地名が表示される。これを俗に、「名古屋ナンバー」という。1965年3月1日に「愛(知)ナンバー」から「三河ナンバー」が分離されるのを機に変更された。さらに1979年8月6日には「尾張小牧ナンバー」が分離された。2007年1月現在、「名古屋ナンバー」が交付されている地域は、名古屋市、大府市東海市知多市半田市常滑市知多郡津島市愛西市