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接待 | 百科事典

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接待(せったい)

  1. 本来の意味は客をもてなすこと。
  2. 日本においては企業が取引先を飲食店などでもてなすことを接待と呼ぶ場合が多い(本項で詳述)。
  3. 風俗営業において、「歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと」と定義される(風適法2条3項参照)。
  4. 接待 (地名)長野県長和町にある地名

目次

接待

民間企業の経営や業務遂行のために、接待という手段を使用している企業がある。接待の実態としては、業務時間外に飲食、ゴルフ、性的サービスの提供などで相手をもてなす。接待にかかる費用接待費という。「クライアントとの打ち合わせ」という建前であるが、従業員がその飲食遊興等を企業の負担で行うことになる。従業員の遊興、または取引先に対する賄賂の代替という側面も持つ。業務の打ち合わせに伴う軽微なもの(来客に茶菓を出すなど)は一般に会議費として処理され、接待費とは区別される。税務上は全額が損金とならない。

提供する側・受ける側

  • 国家公務員倫理法が制定される以前には、民間企業が監督官庁国家公務員地方公務員を接待することがあったが、国家公務員倫理法が制定され違法化された。
  • 地方公務員の場合は接待を受けることは法律で禁止されてはいないが、服務規程で禁止されている。国家公務員も法律だけでなく服務規程でも禁止されている。
  • 国家公務員倫理法が制定される以前も以後も、民間企業が国家公務員や地方公務員に対して、儀礼的範囲を超える接待を提供し、公務員が接待を授受し、公務員が民間企業に対して職務権限に関する利益や便宜を提供した場合は、贈収賄罪として訴追され処罰された。
  • 公務員同士の間でも、上級官庁の役人に補助金を付けてもらうため、検査を穏便に終わらせてほしいため、などの理由で接待が行われることがあった(官官接待)。現在では禁止されている。
  • 民間人同士の接待は特に法律で禁止されてはいない。取引先の企業の役員や担当者に接待を提供するかしないか、接待を受けるか受けないかは、個々の企業の就業規則や服務規程、または、個々の経営者や職員の考えによる。接待の経済効果については不明である。
  • 企業労務担当が労働組合の幹部を接待することもある。平然と接待を受けているようでは御用組合である。

接待のいろいろな形態

一般に「せる」という語尾で終わる単語で表される。一部を次に例示する。

  • 飲ませる =酒を飲ませる
  • 食わせる =豪華な食事をとらせる
  • 威張らせる=威張らせて得意にさせる
  • 握らせる =現金を与える
  • 抱かせる =性的サービスを行う女性をあてがう

以上の五つは「五せる接待法」などと呼ばれ、造船疑獄事件の際に社会党の中田吉雄によって国会答弁にも用いられたことがある。

より具体的には、次のような接待方法がある。

最も一般的な接待方法。会社の経費で飲食をする。高級な料理や酒でもてなす。芸妓コンパニオンを呼ぶ場合もある。自分の金ではまず行けない料亭や高級クラブにも接待でなら行った事がある…というビジネスマンは多い。宴会が終わったら相手の帰宅のためにタクシーを手配しておくことも多い。片道1万~2万円以上の距離をタクシーで帰ることもまれではない。
これも接待の定番。多くの企業ではゴルフ会員権を持っており、取引先の接待に使用することも多い。利用できるのは当然のことながら社長や重役(役員)であるが、同行させてもらうかたちでその部下もプレイしたりすることもある。利用実態は企業によりいろいろ。労働組合の幹部と経営者が一緒にプレイする場合もある。
最近はあまり見られないが、かつては接待マージャンなるものが存在した。言うまでもないが相手に勝たせなければならない。見え見えの手で相手を勝たせても不愉快にさせてしまうので、そこそこ手加減ができる腕前が必要とされた。仮に相手が負けることがあっても、土産などを用意して持ち帰ってもらい、相手に気持ちよく帰ってもらうことが重要である。
  • 性的なサービス
性的なサービスを職業として行うホステスを提供する、または、接待を提供する側が知人の女性や職員の女性を性的サービス者として提供する、または、女性職員が自らの意思で性的なサービスを提供する。

労働組合に対する接待

企業が労働組合幹部に対して接待をおこなうことがある。通常、組合のある企業においては、合理化等を行う場合、労働組合との合意が必要である。そのため、労働組合幹部に対し、職場を取りまとめてくれるよう依頼するのである。 企業の労務人事担当者により組合幹部が接待されるわけである。 なお、とくに組合に対して依頼事項がなくても忘年会暑気払いといった名目で日常的に接待が行われることもある。 接待の形態としては、料亭クラブでの飲食が多い。ゴルフコンペが行われる企業も多い。 料亭で飲食をした後はタクシーを手配しておき利用することも多い。もちろん接待する側が費用は負担する(タクシーチケットを利用するのが一般的)。 組合員から見れば裏切り行為である。そして、度重なる接待により、労使協調の名の下に多くの組合が御用組合と化していったのである。

接待を禁止している会社

民間企業において、会社の経営や業務の遂行において、接待という手段は普遍的なことではなく、必要不可欠なことでもない。下記のように、民間企業においても、就業規則や服務規程で接待の提供や授受を全面的に禁止、または、儀礼的範囲を超える接待の提供は授受は禁止し、接待という手段を用いずに、会社の経営や業務の遂行をしている会社もある。そのような民間企業は、接待の提供や授受、または、儀礼的範囲を超える接待の提供や授受をすることにより、仕事を口実に会社の経費で私的な利益を追求し、会社の経営や業務の遂行において、最適な判断をしないまたは出来ないとの認識により接待を禁止している。儀礼的範囲を超える接待の著名な事例としては、軍需企業から防衛省の幹部に対して行った接待事件や、都市銀行が旧大蔵省の幹部に対して行った接待事件などである。

関連事項

This text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.  Last update: 2012年2月13日 15:51:45:JST

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