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石狩市 | 百科事典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石狩市
いしかりし
Flag of Japan.svg 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 石狩支庁
団体コード 01235-1
面積 721.86km²
総人口 61,148
住民基本台帳人口、2009年12月31日)
人口密度 84.7人/km²
隣接自治体 石狩支庁
札幌市
石狩郡当別町
後志支庁
小樽市
空知支庁
樺戸郡新十津川町
留萌支庁
増毛郡増毛町
市の木 カシワ
市の花 ハマナス
他のシンボル 市の鳥:カモメ
石狩市役所
市長 田岡克介
所在地 〒061-3292 北海道
石狩市花川北6条1丁目30番地2
外部リンク 北海道石狩市

日本地域区画地図補助 01420.svg

石狩市位置図(北海道)

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村
テンプレート(ノート・解説・ウィキプロジェクト)

石狩市(いしかりし)は、北海道中央西部、石狩支庁管内にある札幌市の北に隣接している。

2003年平成15年)1月から旧厚田村・旧浜益村と合併協議会を設置して協議を重ね、2005年平成17年)10月1日に両村を編入合併した。

目次

地理

石狩支庁では唯一の海に面する自治体である。支庁北部の海岸線に沿って、南北に長い市域を持つ。西は石狩湾に面し、石狩川河口を有する。南は発寒川茨戸川を隔てて札幌市と、東は同じく南北に長い当別町と、北部は暑寒別天売焼尻国定公園の山地で新十津川町増毛町と接している。南部は標高10m以下の砂丘と低地、石狩川河口より北部には石狩丘陵をはじめとする丘陵地帯が広がっている。

  • 山: 郡別岳(1376.27 m)、浜益岳(1257.70 m)、雄冬山(1197.60 m)、浜益御殿(1038.64 m)、知来岳(988.04 m)、黄金山(739.11 m)、別狩岳(726.14 m)、円錐峰(690.17 m)、別狩岳(二番川)(666.24 m)、安瀬山(654.05 m)、濃昼岳(621 m)、丸山(467.65 m)、阿蘇岩山(418.07 m)、摺鉢山(169 m)、紅葉山(17.80 m)
  • 河川: 石狩川茨戸川発寒川、厚田川、望来川、浜益川
  • 湖沼: 望来ダム
  • 島:トド島

気候

石狩市
気候表 (説明)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
105
 
-2
-9
 
 
88
 
-1
-9
 
 
50
 
2
-5
 
 
46
 
10
2
 
 
70
 
16
7
 
 
42
 
20
12
 
 
89
 
24
16
 
 
113
 
25
17
 
 
142
 
21
13
 
 
93
 
15
6
 
 
91
 
8
1
 
 
93
 
1
-5
気温 (°C)
総降水量 (mm)
出典: [1]

海洋性気候で寒暖差は小さく、対馬海流の影響もあり冬は比較的温暖である。それでも、ヒートアイランドの影響が比較的小さいため、札幌市中心部よりは冷え込むことが多く、-10℃以下まで冷え込むことも珍しくない。2001年1月19日には-23.1℃を観測するなど、しばしば-20度近くまで冷え込むこともある。北西からの季節風日本海を越えて吹きつけるため積雪が多い。また「石狩湾小低気圧」が発生すると猛烈な吹雪となる。一年を通して風が強いため、市内には多くの防風林が設けられている。

人口

Demography01235.svg
石狩市と全国の年齢別人口分布 石狩市の年齢・男女別人口分布
紫色 ― 石狩市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
1980年 40,783人
1985年 48,015人
1990年 53,143人
1995年 57,706人
2000年 59,734人
2005年 60,104人
総務省統計局 / 国勢調査2005年

隣接している自治体・行政区

石狩支庁

後志支庁

空知支庁

留萌支庁

市名の由来

アイヌ語に由来する。蛇行する石狩川を表現したものとする考え方が大勢だが、解釈は以下のように諸説ある。

  • イ・シカ(ラ)・ペッ i-sikar-pet - 回流(曲がりくねった)川(永田方正・パニングル・中川人説)
  • イシ・カ(ラ) isi-kar - 美しく・作る(コタンカラカムイ(国作神)が親指で大地に川筋を描いた)(永田方正・ペニングル・上川人説)
  • イシ・カ(ラ)・ペッ isi-kar-pet - 鳥尾で矢羽を作る処(永田方正・和人説)
  • エシカリ esikari - 掴む(水源がもぎ取られたように急に地中に消えてしまっている川)(知里真志保「地名小辞典」)
  • イシカリ isikari - 閉塞(川が屈曲していて上流の先が見えない)(上原熊次郎・松浦武四郎

※ (ラ) は促音

歴史

慶長年間に松前藩により「石狩場所」が設けられて以来、石狩は漁業や蝦夷アイヌ)との交易の中心地として栄えた、また内陸部で切り出した木材を道外へ運ぶための木場も設けられるなど、江戸時代の石狩は石狩川流域地域との中継点として重要な役割を果たした。

  • 1694年元禄7年) 石狩弁天社が創建される。
  • 1830年1843年天保年間) 浜益神社が創建される。
  • 1848年嘉永元年) 厚田神社が創建される。
  • 1858年安政5年) 浜益庄内藩陣屋が築かれた。同年、石狩には能量寺および石狩八幡神社が創建される。
  • 1859年安政6年) 金龍寺および法性寺が創建される。
  • 1863年文久3年) 曹源寺が創建される。
  • 1869年 北海道11国86郡が置かれ、石狩国石狩郡厚田郡浜益郡が置かれた。
  • 1871年 花畔(ばんなぐろ)村、生振(おやふる)村が開村。
  • 1882年 樽川村が開村。
  • 1902年 下記それぞれ合併により二級町村制施行
    • 石狩郡の石狩川河口付近の10町と生振村が合併し石狩町に
    • 花畔村と樽川村が合併し花川村に
    • 厚田郡厚田村、別狩村(べつかり)、小谷村(こたに)、押琴村(おしこと)、古潭村(こたん)、安瀬村(やそすけ)、濃昼村(ごきびる)が合併し、厚田郡厚田村
    • 浜益郡茂生村(もい)、郡別村(くんべつ)が合併し、浜益郡浜益村
  • 1907年 下記それぞれ合併により一級町村制施行
    • 石狩郡石狩町が石狩郡花川村を編入
    • 厚田郡厚田村が厚田郡望来村(もうらい)を編入
    • 浜益郡浜益村が浜益郡黄金村(こがね)を編入
  • 1975年 石狩町の一部(現・銭函4~5丁目)を小樽市へ割譲。
  • 1995年 未定となっていた石狩町北東部の当別町との境界線を確定。
  • 1996年 石狩町が市制施行、石狩市に。
  • 2005年 石狩市が厚田郡厚田村浜益郡浜益村を編入、両郡消滅。

厚田村・浜益村との合併協議

厚田村浜益村との合併について2002年平成14年)1月に研究会、2003年平成15年)1月に法定合併協議会を設置。2004年平成16年)9月の住民アンケート(回収率29.9%)では合併賛成35.5%、反対56.1%。2005年平成17年)1月16日に住民の直接請求による住民投票が行われたが、投票率43.34%で開票条件の60%に達せず不成立のため合併推進が確定。1月27日3市村による合併協定書調印、2月8日3市村にて合併議案可決、2月23日北海道へ合併申請書を提出。その後、官報に掲載され、2005年平成17年)10月1日付で2村を編入合併することが確定した。

姉妹都市・提携都市

行政

石狩市役所庁舎
  • 市長 : 田岡克介(たおか・かつすけ、任期満了日:2011年平成23年)6月26日
  • 予算規模(2007年度当初予算)
    • 一般会計:277.6億円
    • 特別会計・企業会計:221.0億円
  • 合併後、旧厚田村、旧浜益村区域には地域自治区が設置されている。
    • 厚田区(旧厚田村)
    • 浜益区(旧浜益村)

経済

かつてはサケなどの漁業が盛んだったが、戦後札幌市のベッドタウンとして発達。 また石狩湾新港、工業団地を有する。

立地企業

  • YKK株式会社北海道工場

農協・漁協

  • 石狩市農業協同組合(JAいしかり)
  • 北石狩農業協同組合(JA北いしかり)厚田支所・浜益支所
  • 石狩湾漁業協同組合

金融機関

公共機関

消防

警察

郵便

  • 石狩郵便局(日本郵便石狩支店併設)
  • 石狩北郵便局(日本郵便石狩支店石狩北集配センター併設)
  • 厚田郵便局(日本郵便石狩支店厚田集配センター併設)
  • 浜益郵便局(日本郵便石狩支店浜益集配センター併設)
  • 石狩高岡郵便局
  • 望来郵便局

宅配便

石狩花川センター
石狩新港センター
※厚田区・浜益区エリアは日本郵便が集配業務を受託(札幌統括支店札幌広域支店管轄)

教育

※若葉小は2005年の小学生クラス対抗30人31脚全国大会で優勝した。

※紅葉山小学校と若葉小学校は2010年(平成22年)に統合し双葉小学校になる。

交通

石狩市の交通における積年の課題は鉄道が通っていないことである。札幌へ通勤・通学するにはバスや自家用車を利用しなければいけないが、積雪時に起こる渋滞が問題となっている。石狩市(町)内の鉄道計画は大正期より幾度も持ち上がっていた。鉄道省発足直後の1922年の改正鉄道敷設法では「石狩国札幌ヨリ石狩ヲ経テ天塩国増毛ニ至ル鉄道」が予定路線として盛り込まれたが、1988年の同法廃止により消滅した。1956年には石狩町などが出資して「石狩鉄道株式会社」(1963年に「札幌臨港鉄道株式会社」に社名変更)を設立し、桑園-石狩間の事業免許を取得。1959年に一部区間で着工したが、資金不足により間もなく頓挫した。事実上倒産状態にあった同社はその後も事業免許を保持し続けたが、後述の軌道系交通機関整備構想と競合するため、1998年に免許を返上し、正式に解散した。

1995年に石狩町によって調査が行われた建設案には、札幌市営地下鉄南北線麻生駅、または東豊線栄町駅からの石狩モノレール案、そしてJR函館本線発寒駅からの鉄道案の3つがあり、いずれも建設費約800億円、開業から17年での赤字解消という試算が出されているが、具体化のめどは立っていない。

また、軽川(現在のJR手稲駅) - 花畔間の道道石狩手稲線沿いには、1922年から馬車鉄道「軽石軌道」が運行され、さらに親船町付近までの延伸も予定していたが、1937年に営業休止、1940年に廃止されている。

バス

  • 北海道中央バス
    市内全域で運転。札幌市内から石狩市役所・石狩湾新港・厚田・浜益地区を結ぶ定期路線バスを運行中。国道231号経由で増毛留萌を結ぶ「日本海るもい号」を夏期季節運行。
  • 沿岸バス
    「特急はぼろ号」の増毛経由便を運行。厚田・浜益・柏木各地区で乗降を取り扱う。

この他、市が保有するバス等を用いた路線がある。石狩市が運行するバスを参照。

道路

タクシー

  • ダイコク交通
  • ハートフルタクシー
  • 花川交通
  • 三和交通:石狩営業所
  • 新厚ハイヤー

港湾

中国韓国との間に定期コンテナ航路が運行されている。
北海道内での港湾貨物取扱量は6位(1位 苫小牧 2位 室蘭 3位 釧路 4位 函館 5位小樽)
  • 石狩港
石狩川の河口付近に位置し、古くは海運と石狩川の水運の連携拠点として重要な役割を果たした。1953年に地方港湾、1973年石狩湾新港と共に重要港湾に指定されるが、2000年地方港湾に指定が戻された。
  • 厚田漁港
  • 浜益漁港

文芸作品

小説 

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

文化財

史跡

  • 荘内藩ハママシケ陣屋跡

名勝

北海道指定

  • 石狩弁天社の鮫様(妙亀・法鮫大明神像) - 道指定有形民俗文化財、石狩弁天社蔵
  • 金龍寺の鮫様(龍神・妙亀菩薩・鮫神像) - 道指定有形民俗文化財、宝珠山金龍寺蔵

市の文化財

  • 石狩弁天社
  • 旧カクニ長野商店 - (「カクニ」は屋号、漢数字「二」を正方形で囲む)
  • はまます郷土資料館(旧白鳥家鰊番屋)
  • 金子家文書 (旧花畔村村会関係文書)
  • 石狩八幡町遺跡ワッカオイ地点第20号墓出土の土器9個 - いしかり砂丘の風資料館
  • チョウザメの剥製 - いしかり砂丘の風資料館

観光

  • 番屋の湯
  • 千本ナラ
  • 白銀の滝
  • 厚田公園
  • 義経の涙岩
  • ルーラン海岸
  • 岡島洞窟遺跡
  • 雄冬岬
  • 石狩展望台
  • 川の博物館

通信

市外局番は0133(市内局番は60~79)。

尚、当別町の市外局番も0133(市内局番は20~39)であるが、MAが異なるため、当別町にかけるには市外局番からかけなければならない(かつて石狩町が01336、当別町が01332だったため)。厚田区、浜益区は旧局番(厚田村:01337、浜益村:013379)時代から同一MA。
局番変更
  • 1980年
    • 石狩町および厚田村の一部(01336→0133-62,64,66,73,74)
      石狩電報電話局(現・石狩ビル)の樽川への移転開設に伴い花川南・樽川の3局→73局、花川北の4局→74局、花畔・生振の4局→64局、親船の2局→62局、八幡・石狩高岡の6局→66局に。ISDNの60,71局、花川以南の72,75,76局とNCC系63,65,67,68,70局はその後の割当。現在はNTTの71~76局は新港および小樽市銭函の一部と花川以南全域で地域を区分せず使用。
  • 2004年
    • 厚田村および石狩市の一部(01337→0133-77,78)
    • 浜益村(013379→0133-79)

出身の有名人

マスコミ

関連項目

その他

映画ロケ

  • 『大地の侍』(1956年)石狩川河口
  • 喜びも悲しみも幾歳月』(1957年)石狩灯台
  • 『あの波の果てまで』(1961年)石狩川渡船場
  • 『あした逢う人』(1962年)
  • 『とべない沈黙』(1966年)花川小学校
  • 『こんにちはハーネス』(1983年)
  • 『ホームシック』(2000年)

音楽コンサート

外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

This text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.  Last update: 2010年3月16日 22:36:35:JST

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