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航空機 | 百科事典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
航空機(こうくうき)とは、 日本の航空法では「人が乗つて航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機(グライダー)、飛行船、その他政令で定める航空の用に供することができる機器」のことをいう。
なお、飛行機とは、大概念として大気圏内を飛行する機械のことで、気球なども含まれる。人が乗って操縦する有人機のほか、無線操縦を行う無人機もある。
航空機の分類
航空機は、平均の密度が空気より重い重航空機と、空気より軽い軽航空機の2つに大分される。以下は基本的にICAOでの分類である。
航空機の運用者や運用目的等により民間機や軍用機などにも分けられる。
重航空機
翼周りの大気の流れによって生じる揚力(動的揚力)によって浮き、飛行する航空機のこと。翼のタイプにより固定翼機と回転翼機に分けられる。HTA (Heavier-Than-Air) 機あるいはエアロダイン (aerodyne) とも。
- 固定翼機
- 揚力を得るための翼が機体に固定されていて、大気中を移動することで揚力を得る航空機。主翼平面形が可変な機体も含む。
- 飛行機
- 固定翼機のうち推進装置を備えるもの。推進力を生み出すためのエンジンは、有人機ではジェットエンジン、ピストンエンジンなどの内燃機関が主である。ICAOでの分類ではないが一般的に1,500 kg程度で2~6人乗りの単発レシプロ機のことを軽飛行機と呼ぶ。日本の航空法では着陸(水)装置及び動力装置を装備した簡易構造の航行機は飛行機ではなく超軽量動力機と分類する。
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- グライダー(滑空機)
- 固定翼機のうち動力を持たないもの。別の飛行機による牽引や、地上のウィンチによるケーブル巻き取りなどといった、外部の動力によって離陸し、離陸後は切り離されて滑空する。自力で離陸するための機関を備えたモーターグライダーもある。パラグライダーやハンググライダーは、日本の法律上は空中浮遊物であり航空機には該当しない。(2004年現在)
- 重飛行船
- 船体全体がリフティングボディとなりプロペラ等で推進力を得て船体の揚力で浮上する。
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- 回転翼機
- 回転する翼(ローター)により揚力を発生させ、これにより空中に浮ぶ航空機。
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- ヘリコプター
- エンジンの動力でローターを駆動するもの。ふつう推進力は回転翼をわずかに傾けることで得る。
- オートジャイロ
- 回転翼自体に動力が伝達されていない航空機。前進用の推進装置を持つ。
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- 垂直離着陸機
- ヘリコプターのように垂直に離着陸できる航空機。一般的にヘリコプターとは区別される。ジェット機ではエンジンノズルを下方に向けるものや、垂直離着陸用のリフトエンジンを推進用とは別に装備しているものなどある。ローターを傾けることで垂直離着陸をするティルトローター機などは、固定翼機と回転翼機の両方の特徴をもつ。また、垂直には離陸できないものの短距離離陸垂直着陸機(STOVL)と呼ばれるものも存在する。
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- オーニソプター(羽ばたき機)
- 羽ばたきにより揚力を得るもの。
ラジコン等で存在しているが有人機では未だ補助動力なしでの離陸には成功していない。
- 揚力によらない重航空機
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- ロケット
- 推力を下に向けることにより噴射の力で浮上する。
軽航空機
体積の大きな「気のう(風船のようなもの)」に、水素やヘリウム、加熱した空気といった、大気より軽い気体を充填することで、機体の平均比重を空気より軽くし、浮力(静的揚力)により飛行する航空機のこと。LTA (Lighter-Than-Air) 機あるいはエアロスタット (aerostat) とも。
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- 軽飛行船
- 軽航空機の中で推進装置をもち操縦可能なもの。硬い骨組み構造を持つ硬式飛行船(ツェッペリンなど)と、骨組みをもたない軟式飛行船がある。
- 気球
- 軽航空機の中で推進装置をもたないもの。バーナー等で熱した空気を利用する熱気球と、水素やヘリウムなどを使用するガス気球がある。
船舶との関係
航空機の運航や各部の名称には船舶が由来となっているものが少なくない。例えば、
- 指揮者(航空機では機長、船舶では船長)を「キャプテン」と呼ぶ。
- 左舷を「ポートサイド」、右舷を「スターボードサイド」と呼ぶ。
- 乗務員を「クルー」と呼ぶ。
- 旅客機の機体を「シップ」と呼ぶ。
- 飛行場のうち、公共用途のものは「空港」と呼ぶ。
- スターボード艇優先の原則がはたらき、左舷に赤色、右舷に緑色の灯火を掲げる。
などである。
関連項目
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外部リンク
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Last update: 2012年2月13日 19:30:34:JST