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茨城県(いばらきけん)は、日本の県の一つ。関東地方の北東に位置し、東は太平洋に面する。県庁所在地は水戸市で、国策によって作られた筑波研究学園都市(つくば市)がある。都道府県人口は全国11位、面積は全国24位である。令制国の常陸国と下総国の北部で構成される。
目次 |
茨城県は、関東地方の北東部に位置する県で、もとの常陸国全域と下総国北部にあたる。 県の人口は2,966,146人(2010年2月1日)で、総人口の約2.3%を占め、面積は6,094km²(霞ヶ浦・北浦・牛久沼・涸沼などを含めない場合は5,874.20km²)で、国土の約1.6%を占める。県内の市町村数は44で、うち市は32、郡は7で、その下に10の町と2の村がある。
県北部は日立市で工業化が進むほか、太平洋や八溝山地のある緑豊かな地域を形成する。県中央部は水戸市に茨城県の県庁が置かれ、県東部の鹿嶋市周辺では鹿島臨海工業地帯を形成し、工業化が進んでいる。県西部は関東平野の中央部にあたり、農業を中心とした内陸の地域となっており、県南部は筑波研究学園都市やつくばエクスプレスの整備で東京都区部のベッドタウンとしての開発が進められた地域となっている。
県名は廃藩置県後、間もなくに行われた県の統合の際に、東茨城郡(1878年まで茨城郡)の水戸に県庁が置かれたためその郡名が採用された。 茨城という名は、一説に、賊を討つために茨の城(柵)を築いたことに由来し、『常陸国風土記』の茨城郡条には、「穴に住み人をおびやかす土賊の佐伯を滅ぼすために、イバラを穴に仕掛け、追い込んでイバラに身をかけさせた」とある。また、『万葉集』にも「みちのへの茨(うまら)の末(うれ)に延(ほ)ほ豆のからまる君をはかれか行かむ」という歌があり、この故事にちなむ茨城(うばらき)という地名がみられる。
かつて常陸国の国府があった石岡市が県名の発祥地という説もある。それを示唆するものとして、石岡市に「茨城」(ばらき)という地名がある。
読みについては、「いばらぎ」と読まれることも多いが、正式には廃藩置県以来「いばらき」と読むのが正しいと定めている[1]。しかし、1915年(大正4年)5月発行の「茨城人名辭典」には、「いばらぎ新聞社編」と書かれており、茨城県内においても、古くより「いばらぎ」と認識していることがあったと考えられる。また、携帯電話の予測変換機能やパソコンなどでは、「いばらぎ」で変換しても「茨城」と変換が可能である。
「茨城」を一文字で表わす場合、「茨」の読みに「いば」はないものの、茨城県内では「茨」の一文字で「いば」と読む略称を使うことがある(例:茨城大学→茨大(いばだい)、茨城交通→茨交(いばこう)、茨城急行→茨急(いばきゅう)など[2]。
関東平野に含まれ、鹿島灘に面している。気候は温暖な太平洋側気候である。
(明治維新以前の茨城県については、常陸国、下総国のページを参照する事)
人口は1920年(大正9年)に135万人と関東地方では東京府(現在の東京都)に次ぐ人口であったが、その後は緩やかに増加傾向が続き、1950年(昭和25年)に204万人、1999年(平成11年)に300万人になり、その後は緩やかに減少傾向にある。
合計特殊出生率は1.37と全国平均の1.37と同じであり(平成20年)、総人口は主に山間部である北部の減少が著しく、つくばエクスプレスの沿線開発が進む南部での増加が著しい。茨城県は5つの地域区分に対して人口の3分の1が東京通勤圏に位置する南部に集中し、その一方で北部や西部などでは定住者に奨励金を交付する定住化促進制度を導入するなど人口減少を食い止める施策が行われている。
| 茨城県と全国の年齢別人口分布 | 茨城県の年齢・男女別人口分布 | ||||||||||||||||||
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■紫色 ― 茨城県
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
| 茨城県の市町村の人口、面積、人口密度(2010年2月1日) | ||||||
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| 市町村 | 人口 | 面積 | 人口密度 | |||
| 1 | 水戸市 | 265,705人 | 217.43km² | 1,222人/km² | ||
| 2 | 日立市 | 193,126人 | 225.55km² | 856人/km² | ||
| 3 | 土浦市 | 144,419人 | 122.99km² | 1,174人/km² | ||
| 4 | 古河市 | 143,545人 | 123.58km² | 1,162人/km² | ||
| 5 | 石岡市 | 79,220人 | 215.62km² | 367人/km² | ||
| 6 | 結城市 | 52,068人 | 65.84km² | 791人/km² | ||
| 7 | 龍ケ崎市 | 79,394人 | 78.20km² | 1,015人/km² | ||
| 8 | 下妻市 | 45,339人 | 80.88km² | 561人/km² | ||
| 9 | 常総市 | 65,453人 | 123.52km² | 530人/km² | ||
| 10 | 常陸太田市 | 56,862人 | 372.01km² | 153人/km² | ||
| 11 | 高萩市 | 31,161人 | 193.65km² | 161人/km² | ||
| 12 | 北茨城市 | 47,272人 | 186.55km² | 253人/km² | ||
| 13 | 笠間市 | 79,575人 | 240.27km² | 331人/km² | ||
| 14 | 取手市 | 109,647人 | 69.96km² | 1,567人/km² | ||
| 15 | 牛久市 | 81,216人 | 58.88km² | 1,379人/km² | ||
| 16 | つくば市 | 213,095人 | 284.07km² | 750人/km² | ||
| 17 | ひたちなか市 | 156,766人 | 99.04km² | 1,583人/km² | ||
| 18 | 鹿嶋市 | 65,857人 | 105.97km² | 621人/km² | ||
| 19 | 潮来市 | 30,597人 | 71.41km² | 428人/km² | ||
| 20 | 守谷市 | 61,222人 | 35.63km² | 1,718人/km² | ||
| 21 | 常陸大宮市 | 45,764人 | 348.38km² | 131人/km² | ||
| 22 | 那珂市 | 54,198人 | 97.80km² | 554人/km² | ||
| 23 | 筑西市 | 108,677人 | 205.35km² | 529人/km² | ||
| 24 | 坂東市 | 56,401人 | 123.18km² | 458人/km² | ||
| 25 | 稲敷市 | 46,967人 | 205.78km² | 228人/km² | ||
| 26 | かすみがうら市 | 43,657人 | 156.61km² | 279人/km² | ||
| 27 | 桜川市 | 46,379人 | 179.78km² | 258人/km² | ||
| 28 | 神栖市 | 94,452人 | 147.26km² | 641人/km² | ||
| 29 | 行方市 | 38,185人 | 222.38km² | 172人/km² | ||
| 30 | 鉾田市 | 50,471人 | 208.18km² | 242人/km² | ||
| 31 | つくばみらい市 | 43,766人 | 79.14km² | 553人/km² | ||
| 32 | 小美玉市 | 52,566人 | 145.03km² | 362人/km² | ||
| 33 | 茨城町 | 34,574人 | 121.64km² | 284人/km² | ||
| 34 | 大洗町 | 18,482人 | 23.19km² | 797人/km² | ||
| 35 | 城里町 | 21,974人 | 161.73km² | 136人/km² | ||
| 36 | 東海村 | 37,089人 | 37.48km² | 990人/km² | ||
| 37 | 大子町 | 20,210人 | 325.78km² | 62人/km² | ||
| 38 | 美浦村 | 17,310人 | 66.57km² | 260人/km² | ||
| 39 | 阿見町 | 47,738人 | 71.39km² | 669人/km² | ||
| 40 | 河内町 | 10,170人 | 44.32km² | 229人/km² | ||
| 41 | 八千代町 | 23,046人 | 59.10km² | 390人/km² | ||
| 42 | 五霞町 | 9,461人 | 23.09km² | 410人/km² | ||
| 43 | 境町 | 25,682人 | 46.58km² | 551人/km² | ||
| 44 | 利根町 | 17,388人 | 24.90km² | 698人/km² | ||
詳細は「茨城県知事一覧」を参照
茨城県は農協幹部の背任に関する実名での内部告発者に対し、その内部告発の内容と実名を漏らした。一方茨城県警はこの内部告発に対し、背任の幹部を不起訴とした。1
| 会派名 | 人数 |
|---|---|
| 自由民主党 | 47、公認36 |
| 民主党 | 6 |
| 公明党 | 4 |
| 自民県政クラブ | 3 |
| 日本共産党 | 2 |
| 無所属 | 1 |
| 欠員 | 2 |
また、日立市に日立グループの企業の工場が数多くあり、鹿島臨海工業地帯を形成する鹿嶋市・神栖市は鉄鋼、石油化学を中心に工場が置かれている。石岡市、鹿嶋市、かすみがうら市、つくば市、土浦市、日立市、ひたちなか市などに大手製造業の研究拠点が多く存在する。
大和政権期に大国といわれ、『常陸国風土記』では「常世の国」と謳われたように、日本屈指の農業地帯である。県土の大半を平地が占め、その多くが農地であることから、森林率では31%と大阪府に次いで全国で2番目に低い[5]。メロンの生産量は全国1位である。
野菜
果実
穀物
畜産物
林産物
その他の農産物
※ 長年有名だった霞ヶ浦の鯉は、2003年10月のコイヘルペスウイルス騒動[8]で養殖が休業状態になっていたが、2009年4月に県の養殖自粛要請が解除され、養殖が再開されることになった[9]。
県域は自然的条件から、広義では県南、県北、鹿行に三分される。さらに社会・経済的特性とくに都市化を条件に加えると広義の県南は県南、県西に二分される[10]。
茨城県には32市7郡10町2村がある(町は「ちょう」ではなくすべて「まち」と読む)。それらは、茨城県庁によって以下の5つの地域に区分されている。以下、地域内人口と、都市圏等を記載する(地域内人口は2005年国勢調査の値、都市圏の人口は2000年国勢調査に基づく都市雇用圏の値)。
茨城県は、全国47都道府県の内、11番目に人口の多い県である。総面積は全国24番目であるが、可住地面積では全国第4位である。これらの統計で見ると、特定の都市に一極集中せず、全体に広く人口が分布しているとも言えるが、地域圏でみると、人口約300万人のうち、1/3が東京圏(列びにつくば都市圏)に含まれ、残りの200万人がそれぞれの地域で商工業を基盤とした地域圏を形成している。
人口約64万人。地域内に日立都市圏(37.8万人)を有する。県北は「けんほく」[11][12]「けんぼく」[13]「けんぽく」[14][15]の3通りの読み方が見られる。
人口約47万人。地域内および県北地域に水戸都市圏(66.1万人)が存在する。県央は「けんおう」と読む。
人口約28万人。地域内には鹿嶋都市圏(10.5万人)を有する。鹿行は「ろっこう」と読む[16]。
人口約100万人。地域内は東京都市圏の一部(44.3万人)に含まれるほか、つくば都市圏(55.5万人)を有する。県南は「けんなん」と読む。
人口約58万人。地域内は小山都市圏の一部(5.2万人)、東京都市圏の一部(5万人)に含まれるほか、下館都市圏(9.8万)、水海道都市圏(6.6万人)を有する。県西は「けんせい」と読む。
水戸地方気象台が気象予報や注意報と警報などを発表する区分は、県北地域、県央地域、鹿行地域、県南地域、県西地域に分けられている。これらに分類される市町村は県庁が定める地域区分と同じである。また、県北地域と県央地域を合わせて茨城県北部、鹿行地域、県南地域、県西地域を合わせて茨城県南部と表す場合がある。
北部(県央地域と県北地域)(1875年5月6日までの茨城県)と南部(旧印旛県北西部、旧新治県北部)では地域色が異なっており、北部で人口が減少し、南部で人口が増加傾向にある状態を「南北格差[17]」又は「南北問題[18]」と呼ぶ事がある。旧新治県でも、国道51号沿線と国道6号(常磐線)沿線、旧印旛県でも国道6号(常磐線)沿線、つくばエクスプレス沿線、県西地域とでは、経済的基盤も異なっている。
地域格差を解消するための施策として、県では、2006年から2010年度までの5ヶ年計画で、鹿行・県南・県西の各地域を「南部広域連携圏」とし、県北山間・県北臨海・県央の各地域を「北部広域連携圏」に分けた展開の方向性を示している。「南部圏」は、南関東との更なる連携を強める交通インフラに重点を置いた地域造りを、「北部圏」は、北関東における物流拠点や先端産業拠点と、広域交通基盤の整備を目指している。 また、県庁内に、県北地域の振興を専門に行なう県北振興室が新設され、県北地域振興を担う(財)グリーンふるさと振興機構とともに、「いばらき さとやま生活」と名付けた主に団塊世代をターゲットにした移住・二地域居住など、県北地域でのゆったりと豊かなライフスタイルを発信、推進している。
今後は、東京都心に近く人口増加傾向の南西部の発展が続くと予想されている。逆に北部は過疎地域が増加する傾向にあるため、衰退の可能性も孕んでいる。
地域的には東関東方言地域に属する。現在では関東地方に多く見られる流れとして共通語化が進み、南部を中心に東関東方言も衰退し、いわゆる「首都圏方言」が使われている地域も多い。また、東京都心からの距離の割に標準語とは大きく異なる方言であることから、伝統的な方言を解さない住民も多い。 茨城県は常陸国と下総国の北部によって形成され、千葉県より編入された地域も多いために現在の領域で「茨城」と称するようになるのは1875年(明治8年)以降の話であるが、現在では茨城県内が発祥の東関東方言を総称して茨城弁と呼ばれる。
また、国際放送のNHKワールド・ラジオ日本の送信所が県内にある。
その他、全域が関東1都6県共通の民放5大キー局の視聴エリアとなっており、県南地域、県西地域はNHK(東京地区)2波の視聴エリアとなっている。また、それぞれの地域において関東1都6県内及び、福島県のローカル放送局を視聴することができる。
かつては民放テレビ局、民放FM局開局の動きがあったが、テレビ放送を計画していた茨城放送はテレビ放送を断念。民放FM局は「スポンサーが付くかどうか不安」「現在の放送局で充分」との声も多く、周波数の空きも十分になく周波数の割り当てができず、実現に至らなかった。現在は、茨城県の広報番組である「おはよう茨城」がキー局のフジテレビで放送されており、県域放送局がない代わりに県枠の番組となっている。
かつては、新いばらき(水戸)が存在した。
茨城県は平地が多いためもあり、道路総延長は北海道に次いで全国2位となっている。 しかし道路の舗装率が全国最低レベルであること、山地の多い北西部などを中心に狭隘路がかなり残存していること、 古い市街地では車線数が少なく渋滞が日常化しているなど、全般的に整備が進んでいるとは言いがたい状況にある。 [26]
(→茨城県の県道一覧)
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
日本フットボールリーグ(JFL)
その他
「茨城県出身の人物一覧」を参照
公式
観光
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| 先代: 茨城県/新治県/印旛県 |
行政区の変遷 1871年 - 現在 (1875年に現在の県域が確定) |
次代: |
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