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鯛 | 百科事典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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鯛の代表格 - タイ科マダイ属 マダイ
縁起物として正月に供されるタイ
鯛の塩焼き
マダイ、天然、生[1]
100 g (3.5 oz)あたりの栄養価
エネルギー 594 kJ (142 kcal)
炭水化物 0.1 g
- 食物繊維 0g
脂肪 5.8 g
- 飽和脂肪酸 1.47 g
- 一価不飽和脂肪酸 1.59 g
- 多価不飽和脂肪酸 1.38 g
タンパク質 20.6 g
水分 72.2 g
ビタミンA相当量 8 μg (1%)
- βカロテン 0 μg (0%)
ビタミンB1 0.09 mg (7%)
ビタミンB2 0.05 mg (3%)
ビタミンB3 6.0 mg (40%)
パントテン酸(ビタミンB5 0.64 mg (13%)
葉酸(ビタミンB9 5 μg (1%)
ビタミンB12 1.2 μg (50%)
ビタミンC 1 mg (1%)
ビタミンD 5.0 μg (33%)
ビタミンE 1 mg (7%)
ビタミンK 1 μg (1%)
カルシウム 11 mg (1%)
鉄分 0.2 mg (2%)
マグネシウム 31 mg (8%)
リン 220 mg (31%)
カリウム 440 mg (9%)
塩分 55 mg (2%)
亜鉛 0.4 mg (4%)
 %はアメリカにおける成人向けの
栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

(たい、タイ、英: sea bream)とは、広義にはスズキ目スズキ亜目タイ科の総称、狭義にはタイ科のマダイ Pagrus major を指す。

目次

概要

タイ科にはマダイの他に、クロダイキダイ、チダイ、ヒレコダイ、タイワンダイ、アカレンコなどが含まれる。さらに広義には、タイ科以外の魚でも、扁平・大型・赤っぽい体色・白身などの特徴を持つ魚には「-ダイ」と和名がついていることが多く、この場合、タイ科とは分類上遠い魚もいる。アマダイキントキダイイシダイなどはタイ科と同じスズキ亜目だが、エボシダイなどはスズキ目の別亜目、キンメダイアコウダイマトウダイなどは目のレベルでちがう魚である。このように和名にタイと名のついた魚は200種以上もいる。

極端な場合には淡水魚で養殖が盛んなティラピアを、その学名ティラピア・ニロチカから「チカ鯛」などと命名したり、「イズミダイ」と称して販売されていたこともあった。こうしたものは「あやかりタイ」などと揶揄される。

料理

刺身昆布締め塩焼き煮付け、蒸し焼き、干物、混ぜご飯など様々に調理される。食通の間では、唇の肉や頬肉、カマ(胸びれのつけ根)などが特にもてはやされる。

日本では非常に馴染みの深い魚で、赤い色がめでたいとして、お祝いの席でよく出る。そのため七福神の一人恵比須は釣竿で鯛を釣り上げた姿をしている。神道では重要な地位を占めており、冠婚葬祭等の祭礼に欠かせない。古跡から鯛の骨が出土することもあり、日本では古来より重要な食用魚だったと思われる。

さらに江戸時代になると、魚は専ら海のものが食され、将軍家でも鯛が喜ばれたため「大位」と当て字をされもてはやされた(当時、海から遠い京都ではが宮中で食され「高位」などと呼ばれていた)。

タイをよく用いる料理

文化

タイの姿造り、日間賀島の民宿にて
県の魚
千葉県愛媛県の県の魚は鯛である。
ことわざ
「海老で鯛を釣る」「鯛の尾よりの頭」「腐っても鯛」などのことわざがある。また、「鯛やヒラメの舞い踊り」など、鯛は魚類の代表格として扱われていることがわかる。
言葉
タイ焼き、タイツリソウなど、鯛にまつわる言葉は多い。
鯛の鯛
肩甲骨(写真左側)と烏口骨(同右側)の二つが繋がって出来た魚様の骨のことを「鯛の鯛」、「鯛中鯛(たいちゅうのたい)」などと呼ぶ。この骨は胸鰭を支えたり、動かしたりするのに使われ、種類ごとに形が異なるので、近縁の魚を分類するときにも利用される。この魚様の骨は古くは江戸時代の書物の中に「鯛中鯛」として紹介されている。他の魚にも同様の骨はあるが、なかでもマダイの物が古来より形が美しいとされ珍重された。この骨を肌身離さず持ち歩くと金運が豊かになるなどという言い伝えがあり、また縁起物として収集の対象となることもある。
安房の鯛の浦
1222年、今の千葉県安房郡で日蓮が生誕した時、鯛が深海から海岸まであがってきて群れ泳いだという言い伝えがあり、その地を鯛の浦と呼んでいる。今でもその地区では、鯛を禁漁にして投げ餌をし、大切にしている。
徳川家康の死因
1616年徳川家康が死去した原因は鯛の天ぷらにあたったためという説もある。なお、この場合のてんぷらは現在で言う「薩摩揚げ」に近いものと言われている。
落語の「鯛」
料理屋の生簀に捕まった鯛の物語。主人公の鯛が生簀の中で20年も無事だった鯛「ぎんぎろ」から生簀の中でなんとか長生きする方法を学ぶ。
唐津くんちの曳山
佐賀県唐津市で行われる唐津くんちの五番曳山(1845年製作)は鯛をモチーフとしており、現存する14台の中でも唐津くんちを代表する曳山となっている。
豊浜鯛まつり
豊浜鯛まつり愛知県知多郡南知多町で毎年7月に行われる祭り。大小の張りぼての鯛5匹が町内や海を練りまわる。
献上品
江戸時代、各大名が幕府へ献上する食品の中で、鯛が盛んに活用されており、1762年の宝暦武鑑によれば88の大名が干鯛を献上している。活鯛も非常に用いられ、江戸城活鯛納制という組織ができ、生簀船などにより調達網が整えられていた[2]

主な「鯛」

スズキ亜目

スズキ亜目以外のスズキ目

スズキ目以外

脚注

  1. ^ 五訂増補日本食品標準成分表
  2. ^ 江後迪子 (1999年). 隠居大名の江戸暮らし. 吉川弘文館. p. 130ページ. ISBN 4-642-05474-x. 

This text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.  Last update: 2012年2月15日 0:36:17:JST

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