| 世紀: | 20世紀 - 21世紀 - 22世紀 |
| 10年紀: | 2000年代 2010年代 2020年代 2030年代 2040年代 2050年代 2060年代 2070年代 2080年代 2090年代 |
21世紀(にじゅういっせいき、にじゅういちせいき)とは、西暦2001年から西暦2100年までの100年間を指す。
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不確定要素が含まれるため全てが確実ではない。よって今後の世界情勢の動向によってはこの「予定・予測」通りに行かない可能性がある。
現在は急激な文明の進歩の途上で発生した問題が山積している。どの問題も悪化し続ければ地球環境を破滅的な状態に追いやる危険性が存在する。現在、解決に向けた取り組みが世界各国で行われている。
20世紀から21世紀にかけての人口の増加と、人間活動の広がりは、地球環境への負荷を非常に大きなものとした。豊かな生活と環境負荷の軽減を両立させるために、新たな環境技術開発が切望されている。また、20世紀後半からの医学・生物学・生命工学の発展は著しく、再生医療や遺伝子治療の実用化により、今まで決して治ることのなかった病気や老化による障害を治すことができるようになる可能性がある(トランスヒューマニズム)。一方社会の高齢化とあいまって、医療費の高騰も心配されている。
インターネットに接続されたコンピュータの数が増加するとともに、IPアドレスの不足が深刻化しつつある。ユビキタス社会の進展に伴って、今後IPv4からIPv6への移行が進むと見られている。また、携帯電話・インターネットがテレビ・ラジオ・CD・新聞など既存のメディアを取り込んで情報化が進んでいる。近年コンピュータ・ウイルスや不正アクセスによる被害が深刻になり、コンピュータセキュリティの問題が重視されている。
20世紀半ば~後半における21世紀の未来像の定番要素に「テレビ電話」、「壁掛けテレビ」、「空飛ぶ車」、「(超高速鉄道としての)リニアモーターカー」、「丸みを帯びた独特なビルディングの形状や上空を通る透明のチューブ」、「宇宙旅行や惑星間の移動、月面基地、大規模な宇宙開発」、「一家に一台のロボット」などがあった。
「コンピュータ」に関しては、実際に21世紀初年の2001年前後に、インターネットでつながったパーソナルコンピュータ、携帯電話やデジタル家電などの情報機器が爆発的な普及をとげた。2000年代後半においてコンピュータはすでに「一家に一台」から「一人一台」を超え、「一人多数台」のレベルへと移行している。これらは、「20世紀における21世紀像」を大きく上回る進化を遂げ、個々のコンピュータの性能も1980年代のメインフレームを遥かに凌駕している。また、現在では自動車や自動販売機、家電製品、住宅設備をはじめとして、信号機などのインフラにいたるまであらゆる機器に組み込みシステムが埋め込まれつつあり、多くの人がそれと意識しないで毎日無数のコンピュータを利用するようになっている。今後はユビキタス社会への移行が進み、IPv6、ICタグの普及によりあらゆる製品が通信機能をもつようになると言われている。
電話機はこれらをデザインした作品においても、固定端末であることが多かった。しかしすでに2000年代初頭、日本においては、多機能な携帯電話端末は小中学生が個人用に保有するまでに普及した。「テレビ電話」も21世紀初頭の現在において、携帯電話や固定電話ですでに実現されている。日本ではほとんどの携帯電話機はインターネットに接続でき、ウェブ端末としての機能を持っている。今後はタッチパネルによる直感的な操作性と、パソコン並みの柔軟な機能拡張性をそなえたスマートフォンの普及が見込まれている。
テレビの形状も21世紀初頭には、液晶テレビ・プラズマテレビの登場により薄型テレビが主流になり、従来のブラウン管型から完全に移り変わった。専用の器具を使えば当然、壁に掛けることも可能である。今後は有機EL技術などによる更なる軽量・薄型化やホログラム技術などによる立体描写可能な3Dテレビの登場が期待される。
20世紀末までに,ほとんどの映像メディアが電子化され、21世紀に入ってからはデジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及により,写真の電子化が急激に進んだ。今後は新聞や出版物(漫画、小説など)が電子化されていくと言われている。21世紀初頭の現在においては紙媒体も変わらずに活用されているが、ニュースなどの情報が新聞社や個人によってインターネット配信されており、徐々に新聞離れが起きているのが現状である。漫画や小説、その他の出版物のネット配信もされているが、現状では紙媒体の代替と言えるまでには活用されていない。今後は表示中に電力を消費しない電子ペーパーの普及が期待されており、新聞や出版物の電子化も進展すると思われる。
浮上可能な自動車である「エアカー」は実現していない。だが、もともと、転がり装置で車重を支える事でエネルギー消費量を最小限にとどめた現状の自動車の形態に対して、わざわざ浮上に大出力機関を用いる方式は、理論的に非効率で、環境問題が重視されるようになったこともあり、実現性は低いと思われる。しかし、温室効果ガス排出の抑制が強く求められるようになったことにより、化石燃料を燃料とする内燃機関により駆動される現在の形態は、曲がり角に差し掛かっている。現に原油価格が値上がりしていることもあって、軽自動車などの低排気量車両、ハイブリッドカー・低公害ディーゼル車など燃費に優れた低公害型内燃機関自動車へのシフトが進みつつあるが、水素自動車、燃料電池車を含む電気自動車の普及については、現状ではまだコスト高で航続距離も短く、普及の目処は立っていない。
情報化の波は自動車も例外でなく、高知能自動車(スマートカー)の開発・実用化が進んでいる。「高度道路交通システム」(ITS)と連動して、車間距離を保ったり、道路交通情報がリアルタイムで取得可能になると言われている。また、自動車の「自動運転システム」についても現在実験が進んでおり、2015年を目処に実用化を目指している。まずは高速道路など自動車専用道路で実用化されていくであろう。
「超高速鉄道」は、リニアモーターカーではなく、従来の鉄輪式による新幹線において、すでに20世紀末の1997年、山陽新幹線500系の登場により、300km/hでの営業運転を開始している。しかし、その形態は20世紀日本の象徴ともいえる0系、200系とは、まったく異質のデザインとなっている。速度的にもフランスのTGVは2007年に鉄輪式鉄道の世界速度記録、時速574.8キロを記録した。もちろん営業運転速度ではないが、この速度はすでにリニアモーターカーの最高速度の領域である。
なお、2005年には中速式のHSSTではあるが、愛知高速交通東部丘陵線で磁気浮上式リニアモーターカーの運転が始まった。また、高速鉄道としての磁気浮上式リニアモーターカーについては、JR東海が2025年をめどにジェイアール式マグレブによる東京~名古屋間の営業運転開始を目指すと発表している。
日本の「街並み」は20世紀後期に高層化が進み、都市部においては中高層のオフィスビルや集合住宅が林立するようになった。もっとも、建築物のデザインの多くは,合理性・機能性・コスト削減の追求によりモダニズム建築から派生した無個性なものばかりになってしまっている。20世紀後期にはハイテク建築・ポストモダン建築など新奇なデザインへの試みは多数なされたものの、結局はモダニズムへの回帰がすすんだこともあって、現実に存在する21世紀の建築物のほとんどは、過去のSFに登場するような建築物とは程遠いのが現状である。
宇宙開発の分野は20世紀のフィクションと比べて著しく遅れている。これは、冷戦下における超大国同士の競争として莫大な資金をつぎ込まれていた宇宙開発が、米ソ両国の財政状況により1970年代以降鈍化し、冷戦の終結とともに停滞したことや、宇宙速度を振り切って大量の資材を搬送するという宇宙開発の原理的困難が解決される見通しがついていないことが要因に挙げられよう。
一方で、資材の搬送を容易にするために、赤道付近に軌道エレベータを建設するプロジェクトが全米宇宙協会などにより進められている。材料にカーボンナノチューブを使用し、2031年10月27日(当初は2018年4月12日を予定していた)の開通を目指している。また、アメリカ航空宇宙局(NASA)は2020年までに再度月面の有人探査を行い、その後に火星の有人探査も実現する計画である。同時に月面基地建設の構想もあり、2024年頃には長期滞在を可能にするとしている。
宇宙旅行については、21世紀初頭の現在において未だ気軽にできるものではないが、複数の民間企業が企画・開発しており近い将来には数日以上の滞在が可能になるであろう。
21世紀は、20世紀においてはまさに"夢"の時代であった。実際に21世紀に入ってみると、コンピュータと情報通信技術に限って言えば予想を超える爆発的な進化を遂げているが、そのほかの分野ではその夢の多くは未だに実現していない。人工知能や家庭用ロボットはごく限定的な応用に限られており、一般的な宇宙旅行もほとんど実現していない。むしろ、環境問題や先進国の高齢化社会など"現実"に起こっている諸問題の解決が21世紀では強く求められている。
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