電気グルーヴ(でんきグルーヴ、DENKI GROOVE)は、日本のバンドである。
1989年に石野卓球を中心に結成。1991年、シングル「RHYTHM RED BEAT BLACK (Version 300000000000) / TMN VS 電気GROOVE」でメジャーデビュー。その後、アルバム『FLASH PAPA』で本格的にデビューした。シングル「N.O.」や「Shangri-La」などのヒット曲で知られる。また、各種テレビ番組やラジオ番組への出演でも活躍している。度重なるメンバーチェンジを経て、現在のメンバーは石野卓球、ピエール瀧の2人。キューンアーティスツ所属。
ユニット名の表記は様々あるが、電気グルーヴが正式名称である[1]。 当人たちは自分達を「電気」と略している[2] 。
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ディスコやテクノポップ、ダンスミュージックから、テクノ、エレクトロニカまで幅広い電子音楽の意匠を音楽的特徴とし、独特の毒を含んだナンセンスなユーモアで独特の存在感を持つ。結成当初はボーカルスタイルにラップの方法論を取り入れていた為、ヒップホップグループに分類される事も多かったが、1993年のアルバム『VITAMIN』のリリース以降、より純粋に電子音楽を主体としたスタイルへと移行する。その頃より日本国内での活動と並行し、MAYDAYへの参加など外国でのリリースやライヴ活動も精力的に行う。
一方、前身となったインディーズバンド人生に代表される、かつてのナゴムレコード周辺の「ナゴム系」バンドのユーモアによって真意を隠すスタイルも受継いでおり、特異な歌詞とパフォーマンス、発言の数々は音楽性と並んでサブカルチャー的な支持を集めている。日本では逆にそういった部分を苦手と言われる場合もあるが、一方で石野卓球が細川ふみえや篠原ともえをプロデュースした際はかわいらしい歌詞や、最高売り上げ記録を持つシングル「Shangri-La」などの、彼らの普段とは方向性が異なる曲もある。
現在はソロ活動も精力的に行っている。卓球は主に音楽面、瀧は主に映像面で活動している。タレント業とソロの方向性が違っており、それぞれ特異な才能を発揮している。
卓球は前述の篠原ともえのプロデュースや、ゲーム作品のBGMなども制作するなど活動の幅は広い。また瀧は映画「ステレオフューチャー」や「ローレライ」で重要な役柄を演じたり、漫画雑誌週刊少年チャンピオンで連載していた「樹海少年ZOO1」の原作を担当する(作画は漫☆画太郎)など、こちらも幅広く活動している。
詳細は「砂原良徳」を参照
詳細は「高橋嵐」を参照
※この他にも吉沢、K太など一時的に在籍したメンバーも複数存在する。なおサポートメンバーであるDJ TASAKA、KAGAMI、渡部高士に関しては「電気グルーヴと関わりの深い人物」の項目で後述する。
| 発売日 | タイトル | 最高順位 | |
|---|---|---|---|
| 1st | 1991年10月10日 | MUD EBIS / COSMIC SURFIN' | 86位 |
| 2nd | 1992年10月21日 | SNAKEFINGER | 73位 |
| 3rd | 1994年2月2日 | N.O. | 21位 |
| 4th | 1994年11月2日 | ポポ | 12位 |
| 5th | 1994年12月10日 | カメライフ | 37位 |
| 6th | 1995年4月21日 | 虹 | 27位 |
| 7th | 1996年5月22日 | 誰だ! (Radio Edit) | 72位 |
| 8th | 1997年3月21日 | Shangri-La | 10位 |
| 9th | 1997年12月1日 | ポケット カウボーイ | 76位 |
| 10th | 1999年7月1日 | FLASHBACK DISCO | 35位 |
| 11th | 1999年12月1日 | Nothing's Gonna Change | 28位 |
| 12th | 2007年12月5日 | 少年ヤング | 30位 |
| 13th | 2008年2月14日 | モノノケダンス | 17位 |
| 14th | 2009年2月4日 | The Words | 20位 |
| 15th | 2009年11月18日 | Upside Down | 21位 |
| 発売日 | タイトル | 最高順位 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1991年2月1日 | RHYTHM RED BEAT BLACK (Version 300000000000) |
3位 | メジャーデビューシングル。「TMN VS 電気GROOVE」名義。 TMNのシングル「RHYTHM RED BEAT BLACK (Version 2.0)」のカップリング曲として収録。 |
| 1991年8月28日 | 人生 | - | 瀧のソロとして「瀧勝」名義でのリリース。 |
| 1993年8月1日 | トランジスタラジオ | 41位 | 「子門'z」(オールナイトニッポンでの企画ものユニット)名義。RCサクセションのカヴァー。 |
| 1997年12月1日 | ガリガリ君 | - | 赤城乳業の氷菓「ガリガリ君」のキャンペーンプレゼント用として製作された非売品特別シングル。 |
| 2005年4月27日 | Twilight | 30位 | 「電気グルーヴ×スチャダラパー」名義 |
| 2005年6月22日 | 聖☆おじさん | 95位 | 「電気グルーヴ×スチャダラパー」名義 |
| 発売日 | タイトル | 最高順位 | |
|---|---|---|---|
| Indies | 1990年6月28日 | 662 BPM BY DG | |
| 1st | 1991年4月10日 | FLASH PAPA | 33位 |
| 2nd | 1991年11月21日 | UFO | 36位 |
| 3rd | 1992年10月21日 | KARATEKA | 13位 |
| 4th | 1993年12月1日 | VITAMIN | 5位 |
| 5th | 1994年12月1日 | DRAGON | 13位 |
| 6th | 1996年3月1日 | ORANGE | 10位 |
| 7th | 1997年5月14日 | A | 3位 |
| 8th | 2000年2月2日 | VOXXX | 5位 |
| 9th | 2008年4月2日 | J-POP | 9位 |
| 10th | 2008年10月15日 | YELLOW | 9位 |
| 11th | 2009年8月19日 | 20 | 6位 |
| 発売日 | タイトル | 最高順位 | 備考 | |
|---|---|---|---|---|
| Remix | 1993年5月21日 | FLASH PAPA MENTHOL | 11位 | 『FLASH PAPA』のリミックス・アルバム |
| Omnibus | 1994年8月1日 | DRILL KING ANTHOLOGY | 8位 | 電気グルーヴが主宰するレーベル「ドリルキング・レコード」に所属するアーティストたちの楽曲をコンパイルしたというコンセプト・アルバム。 |
| Box set | 1995年8月2日 | PARKING | メンバーのソロアルバムをパッケージしたボックスセット。電気グルーヴのレアトラックを収録したシングルCD付き。運転手付き。 | |
| Remix | 1998年3月1日 | recycled A | 23位 | 『A』のリミックス・アルバム |
| Tribute | 2001年7月25日 | The Last Supper | 10位 | セルフ・トリビュート・アルバム |
| Best | 2004年3月24日 | SINGLES and STRIKES | 17位 | |
| 2005年6月29日 | 電気グルーヴとかスチャダラパー | 12位 | 「電気グルーヴ×スチャダラパー」名義。 | |
| Best | 2011年4月6日 | 電気グルーヴのゴールデンヒッツ~Due To Contract | 27位 | 代表曲~未発表ミックスなど全15曲を収録し、全曲、砂原良徳がリマスタリングを施したベストアルバム。 |
電気選曲ものや彼らの書き下ろし新録曲を収録した企画盤などから主な作品を紹介。
電気グルーヴのライヴやライヴ・ツアーのタイトルにも変遷がある。以前は毎回凝ったインパクトのあるものばかりだったが、「野村ツアー」以降はひねらないシンプルなものになっている。
電気グルーヴのオフィシャルファンクラブ。入会特典として会員証と年数回発行される会報(現在2006年3月発行のvol.74まで)が配られるが、会員証は特製CDシングルがその役割を果たしているのが特徴である。そのCDでしか聴く事ができない特別音源(※2000年発行版の「Suppe Suppe Inbe Inbe」のみベスト盤『SINGLES and STRIKES』に採録)とファンクラブの連絡先のナレーションが収録されている。この会員証は入会時にしか発行されず、定期的に内容は更新されている。その全てを入手する事は困難である。
電気グルーヴ内では11月17日を「鬼日」と制定している。1990年11月17日、イギリスのマンチェスターで製作されたファーストアルバム「FLASH PAPA」レコーディング中、収録曲「カフェ・ド・鬼」の瀧の担当パートである「鬼、鬼〜♪」のテイクに何故か何度やってもOKが出ず、数十回にわたり延々と「鬼」と言わなければいけなかったエピソードに由来する。以来、瀧が「今まで生きてきた人生の中で最も『鬼』という言葉を口にした日」として、この日を「鬼日」とした。この時のプロデューサーはヒプノトーンのトニー・マーティンが務めた。
電気グルーヴや関連作品などを繋ぐ一種のキーワード。元々は卓球と瀧が高校時代に製作したテープに由来する。石野と瀧の共通の友人Hを石野の自宅に招き、彼と面識のないツッパリで強面の先輩(その正体は卓球の後輩)を同席させ、Hに罰ゲームやヨガなどの無理難題を強要させた。その際、ちょうど脚を頭の後ろに上げるポーズをとらせた時、あまりにも無理な姿勢だった為、突如Hの口から悲鳴とも呻きともつかない声が漏れた。それが「ピグ」である。※あくまでもこれは身内でのドッキリ企画のようなもので、後日Hにも事の説明と了解があったらしい。
この一部始終はラジカセで録音されており、当時の電気グルーヴの前身バンド「人生」のライヴでも流された。1992年には「オールナイトニッポン」で瀧も参加した後日談的第二弾のテープと共に放送。
1996年5月には田中フミヤのレーベル「UNTITLED」のコンピレーションアルバム『UNTITLED ABSTRUCT SET 2』に「PIGU 1985」というタイトルで、これまで未発表だった部分も含めた内容がCD化された。以後、電気グルーヴ周辺の関連作品では、この「PIGU 1985」からのボイスサンプリングが頻繁に行われる事となった。
具体例としては電気グルーヴの「なんとも言えないわびしい 気持ちになったことはあるかい?」、「スコーピオン」、「エジソン電」などの楽曲、田中フミヤによるHOODRUMの「High And Low」、篠原ともえ「クルクル ミラクル」(サンプリングだけでなく、篠原による「ピグ」も収録)、コーネリアス「Moon Walk(砂原良徳Remix)」などがある。
アルバム『VOXXX』では実際に収録はされなかったが、「瀧が来ない」というタイトルで「ピグ」のテープからのサンプリングで構成された楽曲が製作されていた事が当時のインタビューで語られている。その他、電気グルーヴプロデュースによるプレイステーション用ソフト『グルーヴ地獄V』でも音源が使用されている。
「電気語」とは、電気グルーヴの楽曲の歌詞や、電気グルーヴのオールナイトニッポン内で卓球と瀧によって交わされた会話の特徴的な単語やノリ、番組の各コーナーで生まれた独特のテイストを含んだ会話や文章を指す。「電気しゃべり」とも。特に卓球の果たした役割は大きく、当時多くの番組リスナーたちが影響を受けた。ANN1部当時、個人で「電気語辞典」を作成して番組宛に送りつけた女性リスナーがいたが、彼女こそは後に『ニュースステーション』でお天気お姉さんを務めることになる乾貴美子であった。
電気グルーヴというバンド名が示すとおり、結成当初より「電気で作るグルーヴ」=シンセサイザー、ドラムマシン、サンプラーを駆使した打ち込みによるサウンドプロダクションが貫かれている。
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