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SUGOCA | 百科事典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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SUGOCAが使える自動改札機
(博多駅)
SUGOCAの簡易カードリーダー
(佐賀駅)

SUGOCA(スゴカ)は、九州旅客鉄道(JR九州)が2009年平成21年)3月1日から導入したサイバネ規格ICカード乗車券である。

目次

概要

「タッチ&ゴー」の動き

JR九州が2009年3月1日に導入した在来線用ICカード乗車券で、JRグループのICカード乗車券としてはSuica東日本旅客鉄道:JR東日本)、ICOCA西日本旅客鉄道:JR西日本)、TOICA東海旅客鉄道:JR東海)、Kitaca北海道旅客鉄道:JR北海道)に次いで5番目。

SUGOCAとはSmart Urban GOing CArd の略称であり、「凄い」を意味する福岡周辺の方言「凄か」にかけた名称でもある。CMなどでは「スッ!とゴー!でSUGOCA」といった表現も使われている。

発行枚数は導入約1ヶ月後の2009年4月5日に10万枚、2009年11月11日に20万枚[1]、2011年3月23日に50万枚を突破した[2]

カード裏面右下に記載されている番号は「JK」(JR Kyushu)で始まる。

キャラクター

ロドニー・グリーンブラットのイラストによる「カエルくんと時計くんの組み合わせ」を採用している。ロゴは黒色で、「SUGOCA」のOの右側と続くCの色を白色に反転させ、「IC」カードであることを表している。ちなみに、ロドニー・グリーンブラットはかつてJR九州の特急回数券「2枚きっぷ・4枚きっぷ」のイメージキャラクターを務めていたPUFFYのCDジャケットのデザインも手がけていた。カードに描かれているカエルくんと、ポスターやグッズなどに描かれているカエルくんとでは、絵のタッチが微妙に異なっている。

種類

いずれの種類のSUGOCAも、新規購入時には500円のデポジット(預託金)が必要で、払い戻し時に返却される。鉄道乗車及び電子マネーでのストアードフェア(SF)に利用できる残額の、チャージできる上限は20,000円である。

SUGOCA乗車券
乗車券機能と電子マネー機能のみで、定期券機能が付加されていないSUGOCA。一般用には無記名式のほか記名式がある。小児用(記名式のみ)もあり、使用期限(小学校卒業の年度の末日)が記される。いずれも新規購入時の発売額は2000円で、うち500円がデポジットで、残りの1500円がSFとして利用できる。
カードデザインは通常デザインと特別デザイン(記念SUGOCAを含む)があり、特別デザインカードは無記名式限定となり、記名式やSUGOCA定期券としての新規発売や変更扱いは出来ない[3][4]
SUGOCA定期券
SUGOCA乗車券に定期券の機能を付加したもの。通常の定期券機能を付加した狭義のSUGOCA定期券のほか、特急列車自由席が利用できるエクセルパス在来線特急定期券)の機能を付加したSUGOCA特急定期券(SUGOCAエクセルパス)もあり、他のJR各社では発行されていないICカードによる在来線特急定期券である。子供用は通常のSUGOCA定期券のみで、SUGOCA特急定期券の子供用は発行されていない。いずれもSUGOCA利用エリアのみでの利用である。新規購入では定期運賃相当額やエクセルパスの運賃・料金の合計の相当額にデポジットの500円を加えた額、SUGOCA乗車券からの変更では定期運賃相当額等のみが発売額となる。磁気定期券からの変更ではデポジットの500円が必要になる。
SUGOCAエクセルパスについては、紛失した際などには乗車券部分の再発行は可能だが、特急券部分の再発行はされない。これは、技術上の問題からSUGOCAエクセルパスのカード自体に記録されている情報が乗車券の情報のみで、特急券としての情報は記録されておらず、特急券としての情報があくまでも券面に表示されているだけのものであるために、紛失・再発行の申告をして乗車券としての利用を停止させることができても、特急券としての効用を無効にすることができないからである。

JQ CARDとオートチャージ

JQ CARDは、JR九州グループの各クレジットカードを統合したものである。JQ CARDと記名式SUGOCAを紐付けることで、オートチャージが利用できる。オートチャージはSUGOCAエリアでのみ有効で、相互利用の他社エリアでは使えない。設定は「オートチャージ設定自動券売機」で行う。なお、このカードの発行開始に合わせて、アミュプラザ小倉などで発行していた「AMU CARD」など、他のJR九州系カードは全廃された。発行はクレディセゾンセゾンカードJCB/VISA/MasterCard/アメリカン・エキスプレス)と三菱UFJニコスUFJカード・VISA/MasterCard)[5][6]。三菱UFJニコスのVISA付帯のみ、ゴールドカードの設定がある。

サービス・機能

ICカード乗車券

利用可能エリア

【駅名】は利用可能な他路線に接続する駅で、駅数カウントには含まない。

2011年現在、福岡県ではSUGOCAに対応している駅が多いが、佐賀県では佐賀駅以東の各駅と唐津駅西唐津駅のみ、大分県及び熊本県は福岡県に接する1駅(中津駅荒尾駅)のみ対応、長崎県宮崎県及び鹿児島県では対応している駅がない。西日本旅客鉄道(JR西日本)の管轄下にある下関駅でも自動改札機扱い・チャージのみだが利用可能。

下表の他、筑豊本線(原田線)の桂川駅 - 原田駅間、および日田彦山線後藤寺線城野駅 - 田川後藤寺駅 - 新飯塚駅間は運賃計算上の『最短経路』に組み込める区間として、同区間の通過のみが可能(田川後藤寺駅を含めた途中駅での乗降不可)である[7]

路線名 利用可能区間 駅数 利用開始日 備考
鹿児島本線 門司港駅 - 荒尾駅 60駅 2009年3月1日
日豊本線 西小倉駅】 - 中津駅 17駅
筑豊本線 若松駅 - 【折尾駅】 - 桂川駅 20駅 福北ゆたか線・若松線の全区間
篠栗線 【桂川駅】 - 【吉塚駅 9駅
香椎線 西戸崎駅 - 【香椎駅】 - 宇美駅 14駅 全線で利用可能
長崎本線 鳥栖駅】 - 佐賀駅 6駅
筑肥線 姪浜駅 - 唐津駅 19駅 2010年3月13日 ICOCA・TOICAによる利用不可
唐津線 【唐津駅】 - 西唐津駅 1駅
山陽本線 下関駅[8] - 【門司駅 1駅 2011年3月5日 下関駅では自動改札機扱いとチャージのみ

出発駅・到着駅が共にSUGOCA導入エリア内であっても、前述の特例区間を除くエリア外を通過しての利用は不可である(あらかじめ利用経路に応じた乗車券を購入する必要がある)。以下に例を示す。

  • 唐津駅 - (久保田駅) - 佐賀駅(相互利用の福岡市地下鉄を経由し、博多駅で出入場すれば利用可)
  • 城野駅 - (夜明駅) - 久留米駅(西小倉駅・鳥栖駅経由であれば利用可)
  • 中津駅 - (大分駅熊本駅) - 荒尾駅(西小倉駅・鳥栖駅経由であれば利用可)

相互利用エリア

相互利用関係(2011年11月11日現在、クリックで拡大)

他のICカード乗車券との相互利用については、JR九州と導入当初からSuicaを導入しているJR東日本、nimocaを導入している西日本鉄道(西鉄)、はやかけんを導入している福岡市交通局の4事業者で準備作業が進められ、JRグループ2010年春のダイヤ改正に合わせて、2010年3月13日より乗車券機能・電子マネー機能ともに相互利用を開始した[9]

またこれに加えて2011年3月5日からはICOCA・TOICAとの乗車券機能および電子マネーの相互利用が開始された[10]。これに合わせて、同月12日より博多駅小倉駅でも新幹線IC乗継サービスが利用可能になった。

以下に2011年3月5日現在の相互利用範囲を示す。

  • 福岡市地下鉄:全線(共同公式発表では姪浜駅はこちらにカウントされる)
  • 西日本鉄道(子会社を含む)・昭和自動車大分交通大分バス亀の井バス:nimoca・めじろんnimocaが利用可能な全ての鉄道・バス路線
    • ただしSUGOCAでは上記各社の鉄道・バス利用時のポイントサービスおよびバス乗継割引サービスが適用されない。
  • JR西日本のICOCAエリア
  • JR東海のTOICAエリア
  • JR東日本のSuicaエリア
    • ただしSUGOCAではグリーン車Suicaシステム、鉄道博物館の入退館システム、JRバス関東のSuica導入路線、ならびにJRと他私鉄との連絡改札口[11]は利用不可。

なお、ICOCAとTOICAはSUGOCAサービスエリアの筑肥線唐津線姪浜 - 唐津 - 西唐津間では利用できない。

モバイルSuicaにおけるSUGOCAとの相互利用

モバイルSuicaはJR東日本が2006年1月28日から開始した、おサイフケータイにSuica定期券やSuica乗車券、Suicaショッピングサービスの機能を追加できるものである。乗車券機能とSuicaショッピングサービスについては、SUGOCAエリアでも問題なく使用可能である。

新幹線IC乗継サービス

東海道・山陽新幹線エクスプレス予約による、新幹線-在来線乗換口でのIC乗継サービスは、SUGOCAエリアの博多・小倉の両駅、ならびに首都圏のSuicaエリア(東京熱海)、東海地区のTOICAエリア(三島名古屋)、関西・山陽地区のICOCAエリア(米原広島)の各駅で利用可能である。

電子マネー

電子マネーとしての利用エリアについては、先行している西日本鉄道の「nimoca」が自社系の商業施設から導入しているため、エリア内にあるJR九州系の商業施設を中心に先行導入した。2010年11月末現在、SUGOCA加盟店舗数は約6,960店舗である 。

即時導入
  • am/pmは、まずエキサイド博多店と博多駅筑紫口店で導入し、その後2009年6月15日に天神駅店[12]を除く九州の全店舗で導入した。
など。
2009年4月29日導入
2009年5月1日導入
2009年7月下旬導入
2009年10月23日導入
  • 博多デイトス - リニューアル完了と同時に導入(一部テナント除く)。
2010年2月1日導入
2010年2月18日導入
  • フレスタ鹿児島 - リニューアルオープンと同時に導入(一部テナント除く)。
2010年3月15日導入
2010年3月25日導入
  • 唐人町商店街 - 36店舗で導入。独自ポイントの「すいとうポイント」が付与される[15](はやかけんも同時に対応)。
2010年3月31日導入
2010年4月20日導入
  • ローソン - 福岡・大分以外の佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島各県の全店舗(4月20日から順次導入)。店内でのチャージにも対応する。[18]福岡県と大分県はnimocaが対応するため、実質九州内のローソン全店で利用とチャージが可能。
2010年4月22日導入
2010年4月23日導入
2010年4月28日導入
2010年6月7日導入
  • ファミリーマート - 福岡県内の全店舗と佐賀県の一部店舗(am/pmから転換した店を含む)。店内でのチャージにも対応する[20]
2010年7月1日導入
2010年7月23日導入
  • 鶴の湯(香椎・新宮・南福岡)
2010年8月5日導入
2010年9月15日導入
2010年9月27日導入
  • サンクス-福岡県の全店舗と熊本県・鹿児島県の一部店舗[24]。また同日から、事前の登録により、サークルKサンクス各店(SUGOCA、および相互利用可能な各種IC乗車カードの導入店舗)での利用金額に応じて、同社のポイント制度である「カルワザクラブ」の、「カルポイント」が付与されるサービスも開始した。
2010年11月1日導入
2011年3月1日導入
  • リンガーハットエキサイド博多店
  • 博多ステーションフード、汁吉、高田屋一兵衛(マイング博多駅名店街内)
2011年3月3日導入
2011年3月8日導入
2011年3月18日導入
  • セブン-イレブンの店舗(福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県の店舗)[30]。鹿児島県の店舗は2011年3月25日の同県内初出店と同時に導入。
2011年4月13日導入
2011年4月26日導入
  • ローソン - 沖縄県の全店舗。店内でのチャージにも対応する。[32]
2011年5月16日導入
  • 第一交通産業のタクシー(久留米・熊本・鹿児島エリアの車両)[33]
2011年5月23日導入
  • ヤマト運輸 - 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄各県[34]
2011年7月22日導入
  • イオン琉球[35] - 沖縄県内のイオン、マックスバリュ、ザ・ビッグ、専門店街の316店舗(一部除く)。直営レジではチャージにも対応する。
2011年8月30日導入
2012年2月1日導入
  • すかいらーくグループのレストラン各店 - 九州内のグループレストラン114店と相互利用可能エリア内のグループ店舗。[37]
導入時期未定

ポイントシステム

ポイントシステムは開始当初にはなかったが、2010年2月1日から鉄道乗車と電子マネー利用の双方で導入された。JR系ICカード乗車券としては初めて、クレジットカード不要で鉄道乗車の際に一律にポイントがつくサービスの導入となる[38]

列車の利用に際しては、SUGOCAで自動改札を通りJR九州の利用可能路線に乗った場合に、運賃100円につき1ポイントを付与する、単純な分かりやすいシステムとした。「nimoca」は利用回数によってポイント付加率が変化し、計算が複雑となるため、福岡市地下鉄の「はやかけん」(一律2%)の方式を採用したものとみられる。前提条件は前記の場合のみであり、券売機や窓口でSUGOCAを使って乗車券等を購入した場合は対象外となっているが、2011年4月1日より自動券売機で一定の自由席特急券を購入した場合はポイントが加算されるようになった[39]。SUGOCAで相互利用の他社線に乗っても原則として加算の対象外であるが、例外的に姪浜駅を経由して福岡市営乗車券にまたがって乗車した場合はJR九州(筑肥線)内のポイントとは別にポイントが加算される(「はやかけん」にも同様の制度あり)。ちなみに、他社カードでJR九州線に乗った場合もポイントは加算されない。1ポイントを1円に換算して残額にチャージできるが、累計で100ポイント以上で100円単位でのみポイントを残額にチャージできる。

  • 基本ポイント - 1ヶ月間乗車料金額×ポイント付与率(2%)
  • ボーナスポイント - 1ヶ月間乗車料金額によって異なる。1,000円~3,000円までが30ポイント、3,000円~5,000円までが150ポイント、5,000円~10,000円までが300ポイント、10,000円以上が500ポイント。

ショッピングポイントについては、付与率もポイントサービスを行なう店舗も異なり、「nimoca」同様、導入店舗ごとの個別対応となる。

SUGOCAで乗車券を購入

SUGOCAを利用してSUGOCA対応自動券売機で通常の乗車券等を購入することもできる。 自動券売機で購入できる乗車券・特急券等が購入できる。なお、乗車券等の購入額はSUGOCAポイントの対象外となる[40]なお、自動券売機で利用する場合は、自動改札機のようにタッチ&ゴーではなく、ICカードを取り出して自動券売機のホルダーもしくは差込口に入れる必要がある。

この方法で、SUGOCAの残額により、SUGOCA対応自動券売機で、JR九州内の特急等や九州新幹線の乗車券・特急券等を購入できる。JR九州以外の路線(山陽新幹線博多南線など)の乗車券・特急券等は購入できない。

SUGOCA自体を入場券としては使えない。

沿革

  • 2006年9月26日 - ICカード乗車券の導入を発表[41]
  • 2007年10月29日 - カード名称およびデザイン発表[42]
  • 2008年2月6日 - 西日本鉄道、JR九州、福岡市交通局、JR東日本で「九州IC乗車券・電子マネー相互利用に関する協議会」を発足[43]
  • 2008年4月18日 - Suica・nimoca・はやかけんとの相互利用開始を2010年春にすることを発表[44]
  • 2009年1月27日 - 利用開始日を2009年3月1日とすることを発表[45]
  • 2009年2月1日 - 公募によるお客様モニター試験開始[46]
  • 2009年3月1日 - 福岡県内を中心とした124駅で導入。
  • 2009年3月20日 - 発売枚数5万枚を突破[47]
  • 2009年4月6日 - 発売枚数10万枚を突破[47]
  • 2009年6月15日 - 九州地区のam/pm110店舗で、SUGOCA電子マネーの取扱い及びチャージサービスを開始[48]
  • 2009年11月25日 - JR西日本のICOCAと九州・山陽新幹線が繋がる2011年春を目処に相互利用を開始すること、鉄道・電子マネー利用に対するポイントサービスを導入することを発表(これはJR系ICカードとしては初となる鉄道利用対象かつカード保有者全員対象(つまり、初期登録不要かつクレジットカードと無関係)のポイントサービスである)。
  • 2010年2月1日 - JR系ICカードとしては初めて、クレジットカード機能と無関係に一律にSFでの鉄道乗車の際に付与されるポイントシステムを導入。
  • 2010年2月18日 - 鹿児島中央駅のフレスタ鹿児島内の全42店がSUGOCA対応となる。これは鹿児島県初導入となるが、鹿児島中央駅自体の導入予定は2012年である。
  • 2010年3月1日 - JR九州系各種クレジットカードを統合した上で、SUGOCA連動のクレジットカード「JQ CARD」を導入。
  • 2010年3月1日 - SUGOCA1周年を記念して伊藤園と共同で製作した記念商品「すごか茶」を96000本限定で発売[49]。JR九州系列の店舗や売店・リレーつばめの車内販売・イオン九州マックスバリュ九州の店舗でも発売された。
  • 2010年3月13日 - ダイヤ改正実施に合わせ、筑肥線唐津線姪浜 - 西唐津間)及びこの日に開業する鹿児島本線新宮中央駅に導入。また、SUGOCAとnimoca・はやかけん・Suicaの相互利用開始[9]
  • 2011年3月5日 - 下関駅に導入。ICOCA・TOICAとの相互利用開始。

今後の予定

利用可能予定エリアの拡大

  • 2012年度以降、利用可能エリアを長崎大分熊本鹿児島の各県に拡大する予定[50][51]である。但し、利用可能エリアは、熊本・大分地区については現行エリアの拡張となるが、長崎・鹿児島地区はそれぞれ独立したエリアとなるため、これらの各エリアを跨っての利用はできない。また、九州新幹線を含むすべての新幹線及び博多南線ではSUGOCAを乗車券として利用可能とする予定はない。

今後導入対象となっている区間を下表に示す。【駅名】はSUGOCA導入済みの駅。

路線名 利用可能区間 利用開始予定日 備考
福岡・佐賀・大分・熊本地区
鹿児島本線 【荒尾駅】 - 八代駅 2012年度以降
日豊本線 【中津駅】 - 幸崎駅
久大本線 久留米駅】 - 善導寺駅
向之原駅 - 大分駅
豊肥本線 熊本駅 - 肥後大津駅
中判田駅 - 大分駅
長崎地区[52]
長崎本線 諫早駅 - 市布駅 - 長崎駅 2012年度以降
浦上駅 - 長与駅 - 喜々津駅
大村線 諫早駅 - 竹松駅
鹿児島地区
鹿児島本線 川内駅 - 鹿児島駅 2012年度以降
日豊本線 鹿児島駅 - 国分駅
指宿枕崎線 鹿児島中央駅 - 喜入駅

他社ICカードとの相互利用

特例

運賃計算の特例

JRの基本ルールでは、出発地の駅での入場時に目的地までの経路を明記した乗車券を所持していることが求められる。近距離の場合は発駅と運賃額のみ記載した乗車券でも良い。しかし、SUGOCAを利用した乗車では、入場時または列車内での検札時に目的地を申告する必要は無く、出場時に自動的に運賃が計算される。その際、実際には他の経路を通っても、すべての導入エリア内で最も安い運賃となる経路を利用したものと見なして計算される。また、筑豊本線(原田線)の桂川 - 原田間及び日田彦山線・後藤寺線の城野 - 田川後藤寺 - 新飯塚の区間は導入エリアになっていないが、途中で改札を出入りしない通過であれば導入エリアと同様に乗車可能であり、上記の「最も安い運賃」はこれらの経路を含めて計算される。

折尾駅での乗継ぎの特例
折尾駅での乗継ぎで東口と鷹見口を相互に移動する必要がある(折尾駅利用の際の特例参照)場合、自動改札ではなく、係員がいる窓口でその旨告知して指示に従う必要がある。自動改札で出場すると、乗継ぎではなく乗車終了の扱いになり、最終目的地までの通し運賃の適用も上記の特例の適用も出来なくなる。

福岡近郊区間との比較

福岡都市圏では大都市近郊区間(福岡近郊区間)の制度があるが、SUGOCAの利用可能エリアは福岡近郊区間の外にもある。この特例は、乗車券に明記された経路とは異なる経路を利用してもよいというルールであり、額面のみ記載の乗車券の場合でも最も安い経路を利用したものと見なして運賃を計算してよい。東京近郊区間や大阪近郊区間は乗車カードの導入拡大にあわせて拡大されたが、福岡近郊区間は乗車カード導入後も拡大は実施されていない。このため福岡近郊区間外のSUGOCAエリアを利用した場合、乗車券とSUGOCAで運賃に差が出ることがある。

例えば、SUGOCAを使って新飯塚駅から博多駅経由で鳥栖駅まで利用する場合、原田線経由で計算され820円となる。同じく新飯塚駅から博多駅経由で久留米駅まで利用する場合でも、原田線経由で計算され910円となる。SUGOCAによる改札ではなく乗車券を購入する場合、前者のケースでは大都市近郊区間の特例が適用されるので、原田線経由で計算した820円の乗車券で乗車可能でありSUGOCAと同額である。しかし、後者では久留米駅が福岡近郊区間のエリア外なので、実際の利用経路である博多駅経由で計算した1430円の乗車券が必要であり520円の差がある。

ワイワイカードとの比較

ワイワイカードのエリアとSUGOCA導入エリアは一致していない。

折尾駅での乗換えではワイワイカードの場合は自動改札機を通っても自動的に通し運賃の計算がされる。具体的には、折尾駅で一旦出場する際、折尾駅までの運賃を支払うと同時に乗継ぎ可能であることを示すマークがカードに記録され、最終下車駅では自動的に通し運賃との差額分のみ支払うことになる。但し近郊区間であるため、この乗り継ぎは同一日に行われなければならない。

脚注

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  1. ^ SUGOCA スッ!とゴー!!で20万枚! JR九州プレスリリース 2009年11月12日
  2. ^ SUGOCA おかげさまで50万枚! JR九州プレスリリース 2011年3月24日
  3. ^ 特別デザインのSUGOCAを発売します! JR九州プレスリリース 2009年11月25日
  4. ^ JR九州[SUGOCA] | 購入方法 | ご購入・発行替え 「SUGOCA」の新規購入→無記名式SUGOCA乗車券を参照。
  5. ^ JR九州とクレディセゾン、三菱UFJニコスが提携 クレジットカード「JQ CARD」発行 (PDF) JR九州プレスリリース 2009年10月30日
  6. ^ JQ CARD | JQ CARDの種類
  7. ^ SUGOCA公式サイト内SUGOCAは、エリア内のご乗車であれば最も安い運賃で減額しますより。
  8. ^ 西日本旅客鉄道 (2010年10月20日), “下関駅でSUGOCAサービスを開始します”, プレスリリース, http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175021_799.html 2010年10月20日閲覧。 。なお、下関駅はJR西日本の管轄駅だが、ICOCAエリアには含まれておらず、JR九州のSUGOCAのみが導入されている(SUGOCAの新規販売は行っていない)。
  9. ^ a b SUGOCA、nimoca、はやかけん、Suica相互利用サービス開始日の決定について (PDF)、西日本鉄道、2009年12月22日。なお発表内容は各社で同一。
  10. ^ 西日本旅客鉄道 (2009年11月25日), “TOICA・ICOCA⇔SUGOCAの相互利用サービスを平成23年3月に開始します”, プレスリリース, http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175101_799.html 2010年12月13日閲覧。 
  11. ^ JR線と他の鉄道会社線の乗換改札口の利用、冒頭になお、Kitaca、TOICA、ICOCA、SUGOCA、nimoca、はやかけんはご利用になれません。とあり、Pasmo・Suica以外は利用できないことが明記されている。
  12. ^ 2010年8月10日のファミリーマートへのリニューアル時に導入。
  13. ^ 「松屋」でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります。[リンク切れ] JR九州プレスリリース 2009年7月27日
  14. ^ JR九州ビルマネジメント 平成22年2月1日導入店舗 (PDF) JR九州プレスリリース 2010年1月27日
  15. ^ 唐人町商店街にSUGOCA電子マネーが導入決定![リンク切れ] JR九州プレスリリース 2010年3月3日
  16. ^ SUGOCA電子マネーがイオンのお店でご利用いただけるようになります (PDF) イオン九州、2010年3月29日
  17. ^ JR九州のSUGOCA(スゴカ)九州エリアのイオンで利用可能に データマックス、2010年3月29日
  18. ^ 「ローソン」でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります JR九州プレスリリース 2010年4月6日
  19. ^ 門司港レトロ地区においてSUGOCA電子マネーがご利用いただける箇所が拡大いたします JR九州プレスリリース 2010年4月27日
  20. ^ ファミリーマートで「SUGOCA」スタート! JR九州プレスリリース 2010年6月4日
  21. ^ 平成22年7月1日より ミニストップで「SUGOCA」がご利用いただけるようになります。 福岡県・大分県・佐賀県の全店舗 JR九州プレスリリース 2010年6月23日
  22. ^ 「デイリーヤマザキ」でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります。 JR九州プレスリリース 2010年7月27日
  23. ^ SUGOCA電子マネーが第一交通タクシーでご利用いただけるようになります (PDF)
  24. ^ サンクス店舗でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります
  25. ^ SUGOCA電子マネーがドン・キホーテでご利用いただけるようになります
  26. ^ JR博多シティ「博多阪急」でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります。[リンク切れ]
  27. ^ JR博多シティ「博多1番街」でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります。[リンク切れ]
  28. ^ JR博多シティ「アミュプラザ博多」でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります。[リンク切れ]
  29. ^ 鹿児島・宮崎地区のファミリーマート店舗でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります
  30. ^ セブン&アイ・ホールディングス (2011-03-09), “セブン‐イレブン全店で交通系電子マネーが利用可能に” (PDF), プレスリリース, http://www.sej.co.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/003/248/20110309.pdf 
  31. ^ JR九州プレスリリース (2011-04-13), “SUGOCA電子マネーがBOOKOFFグループでご利用いただけるようになります” (PDF), プレスリリース, http://www.jrkyushu.co.jp/sugoca/pressrelease/pdf/20110413.pdff 
  32. ^ 沖縄県のローソン店舗141店舗で交通系電子マネー「SUGOCA」サービス開始!~平成23年4月26日(火)より~JR九州プレスリリース 2011年4月22日
  33. ^ SUGOCA電子マネーが第一交通タクシーでご利用いただけるようになります(鹿児島エリア・熊本エリア・久留米エリア) - JR九州プレスリリース 2011年5月12日
  34. ^ ヤマト運輸でSUGOCA電子マネー利用可能に!!~5月23日(月)よりスタート~ - JR九州プレスリリース 2011年5月16日
  35. ^ SUGOCA電子マネーがイオン琉球のお店でご利用いただけるようになります 沖縄エリア 316店舗へ導入 (PDF) 九州旅客鉄道、2011年7月15日
  36. ^ 沖縄地区のファミリーマート店舗でSUGOCA電子マネーがご利用いただけるようになります (PDF) 九州旅客鉄道、2011年8月25日
  37. ^ すかいらーくグループのお店でSUGOCA電子マネーが利用可能に!! JR九州プレスリリース 2012年1月31日
  38. ^ ICOCAではクレジットカード対応のSMART ICOCAでのみポイントがつき、Suicaポイントシステムでは鉄道乗車は除外され、Suicaショッピングサービス利用時のみとなる
  39. ^ 特急券でもポイント貯まるSUGOCAポイントサービス
  40. ^ http://www.jrkyushu.co.jp/sugoca/about/about_can.html
  41. ^ JR九州 ICカード乗車券を導入 - 交通新聞(交通新聞社) 2006年9月28日付
  42. ^ JR九州ICカードの名称とデザインが決定!! (PDF) JR九州プレスリリース 2007年10月29日
  43. ^ 「九州IC乗車券・電子マネー相互利用に関する協議会」の発足について。 (PDF) JR九州プレスリリース 2008年2月7日
  44. ^ SUGOCA、nimoca、はやかけん、Suica 2010年春相互利用スタート (PDF) JR九州プレスリリース 2008年4月18日
  45. ^ 「SUGOCA」は3月1日デビュー! JR九州プレスリリース 2009年1月27日
  46. ^ ICカード乗車券 SUGOCA お客さまモニター募集について JR九州プレスリリース 2008年12月9日
  47. ^ a b 「SUGOCA」は10万枚突破![リンク切れ] JR九州プレスリリース 2009年4月17日
  48. ^ 〜九州のam/pm110店舗でSUGOCA電子マネーの利用とチャージサービス開始〜 JR九州の駅以外でもSUGOCAのチャージが可能に! JR九州プレスリリース 2009年6月11日
  49. ^ SUGOCA1周年記念「すごか茶」を発売します[リンク切れ] JR九州プレスリリース 2010年2月23日
  50. ^ 九州旅客鉄道 (2010年6月23日), “SUGOCAがご利用いただけるエリアを拡大します〜長崎・大分・熊本・鹿児島でSUGOCAがご利用可能に〜” (PDF), プレスリリース, http://www.jrkyushu.co.jp/sugoca/pressrelease/pdf/20100623.pdf 2010年10月23日閲覧。 
  51. ^ JR九州の管理エリアでは、宮崎県のみ導入予定がない。
  52. ^ 佐世保地区への導入予定はない。
  53. ^ 西日本旅客鉄道他 (2010-12-20), “交通系ICカードの相互利用サービスの検討を開始しました”, プレスリリース, http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175117_799.html 2010年12月21日閲覧。 
  54. ^ 九州旅客鉄道他 (2011-05-18), “交通系ICカードの相互利用サービスを実施することに合意しました”, プレスリリース, http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/Search/54F86D0C0B07E485492578940027DF3B?OpenDocument 2011年5月19日閲覧。 
  55. ^ 札幌市交通局・JR北海道・JR東日本連名 (2011-1-25), “SAPICAエリアにおけるKitacaおよびSuicaの利用サービスの開始について” (PDF), プレスリリース, http://www.sapica.jp/view/docs/2011012501_press.pdf 

関連項目

外部リンク

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